枯れ色ひろがる2012/11/22 20:49

枯れ色ひろがる
緑の部分を探すのが難しい位。ススキの原が一面の枯れ色に染まっていました。
今はまだ若干の鮮やかさが感じられますが、この先もっと陰鬱な枯れ色に変わる筈。
季節は真冬に一直線。そのスピードにはもはやブレーキ不能と言う感じです。
枯れ色
どんなに屈強な昆虫でも、この色彩の世界で生き続けることは到底無理な気がします。
事実飛跳ねるバッタやイナゴの姿は皆無。
静寂の草むら。風を受けかさこそと言う乾いた音だけが時折耳に届くだけでした。
アオジ
葉がこすれるのとは違う音に気づき、視線を移してみたらこれがいました。
ホオジロ科のアオジ。枯れ色にうまく融けこむ体色で、見分けがとても難しい。
地表近くの草の繁みに隠れる様に生息し、植物の種子や昆虫を食べているのだとか。
種子は判るけど、昆虫は無理じゃないのかなぁと思うけど・・
ジョウビタキ雄
近くの木に止まっていたジョウビタキ雄のくちばしに注目。
イモムシらしき物をくわえていました。
鋭い野鳥の目を以てすれば、こんなのを捕まえるのはいとも簡単な事らしい。
これからの自然は冬鳥たちの天下。それを実感する光景でした。
枯れ野のノラ
枯れ色に紛れるものをもうひとつ発見!。
とは言っても、全然調子が出ない感じでしたが・・
ノラにとっては嬉しくない季節がいよいよ到来です。

※11/22に都内で撮影