足早に訪れる冬の夕暮れ。
暖かな色合いの夕焼けも束の間のこと。寒々とした冬空の予告でしかありません。
張り詰めた空気を引き裂く様に、高空を行くジェットの音が響いていました。
河口近く。夕凪の川面に波紋を起こしていたのは二羽の冬鳥。
越冬のため渡って来たこの地の生活にもだいぶ慣れた様です。
ねぐらに急ぐ前の、最後の餌取りに精を出していました。
全天を染め上げる力に欠ける冬の陽。
振り返って見上げた空には、西の空とは全く違う雰囲気が漂っていました。
今夜の冷え込みもかなりのものになりそうです。
※12/7に都内で撮影