河岸初歩き2013/01/03 22:02

河岸初歩き
定例観察地のひとつ、多摩川河口付近の河原を歩きました。
真冬の到来を告げる川面の煌めき。風景の色合いを失わせる程に強烈でした。
シルエットになっているのはユリカモメの群れ、そしてシジミ採りの船。
冬の河岸
河原の今。北からの風を受け、背高の草が一斉になびいていました。
枯れた葉がこすれ合うざわざわと言う音だけが耳に届く静寂の空間でした。
スズメ
そんな寂しい冬景色ですが、じーっと目を凝らせば・・
枯れ茎をつつく小鳥達の姿を見つけることが出来ます。
これはスズメ。街中で見るそれとは違う野性味あふれる姿でした。
オオジュリン
冬のヨシ原の常連・オオジュリンの姿も・・
スズメと同じく枯れ茎をついばんで、中に潜む小昆虫を捕らえる食事スタイルです。
それにしても見事な保護色。ぼーっとしてたら絶対に見つけられませんね。
モズのメス
枯れ色に紛れると言えば、モズのメスもかなりの優れもの。
こうして枯れ草に止まり、眼下の獲物を探索する姿を確認できました。
かなり頻繁に飛び降りを繰り返していました。
生き物なんていない感じですが、彼女の目を以てすれば発見は至極簡単らしい。
ただただ感心するばかり。

※1/3に都内・多摩川河口付近で撮影