正月の空息切れ ― 2013/01/05 20:50
雲が掛かりがちな寒い一日となりました。冬姿に変わった木の背景は重苦しい空。
ぴーんと張りつめた寒気を引き裂く様に、野鳥の声が響き渡っていました。 陽射しが途切れた事を、池の水面のこの状態が如実に物語っていました。
どうやらこのまま日暮れを迎えそう。
この分だと、明日朝には更に厚みを増した結氷が見られそうです。 草むらは正に枯れ色の極み。
ギシギシの枯れ草。北風を受け小刻みに揺れていました。 枯れ草の茎に注目してみると、オオカマキリの卵のうを多く発見する事が出来ます。
産みつけられたのは、周囲にまだ多くの緑が残っていた時期。
その頃には違和感があったのでしょうが、今や見事に周囲に同化しています。
こうなる事を見越しての産卵と思われます。
昆虫のしたたかさを実感させられました。 寂しい草むらで見つけた一寸面白い物。
ぷっくりと膨らんだカラスウリの果実です。
名前から察して、カラスの好物かとも思えるのですが、一向にその気配はなし。
所在なさげにぶら下がっていました。
※1/5に都内で撮影