ヨコバイ見つけた2013/01/26 20:06

ヨコバイ見つけた
昆虫探索については、成果さっぱりの日々が続いています。
今が閑散期のピークとは判っているけれど、寒さのせいか今年は特にひどい。
たまには動いている物を目にしたくて、”あそこなら” の場所に出かけました。
目指したのは日当りのいい場所にあるヤツデ。
▲やはりいました。何やらうごめくものが・・
とにかく小さくて、葉の上のゴミにしか見えないけれど、しっかり手も脚もある。
ヒシモンヨコバイ
近寄ってみればこの通り。かなりの目力でカメラを睨んでいました。
ヒシモンヨコバイ
ヤツデの葉での出会い第一弾は、ヨコバイの一種・ヒシモンヨコバイでした。
この角度で眺めれば、多少は昆虫らしく見えるでしょうか。
体形は極めて単純だけど、結構凝った模様で彩られています。
クロスジホソサジヨコバイ
冬の間も青々とした葉を付けるヤツデは、吸汁性の昆虫にとって絶好のロケーション。
他の葉裏を探ってみたら、クロスジホソサジヨコバイも見つかりました。
別名マエムキダマシ。身体の前後関係が非常に判りにくいのが特徴です。
正解は画像左側が頭。右端の黒い点は、一見眼に見せかける為の騙しの斑紋です。
ヨコバイの幼虫
同じ葉裏では幼虫の姿も確認出来ました。
このヤツデ、もう少し暖かくなると、更に色々な種類に出会える可能性が大。
観察ポイントとして記憶しておくことにしました。
草の葉裏にもいた
ヨコバイとの出会いはヤツデの葉だけに限られません。
草原の草の葉裏にも別種のヨコバイが止まっていました。
春まだ浅い頃から活動を始める昆虫の代表格とも言えるヨコバイの仲間。
良く目を凝らして見れば、意外な程多くが生息しています。
季節が春に向かって動き出した事を証明してくれる嬉しい存在です。

※1/26に都内で撮影