ユキヤナギで見つけた2013/02/11 21:52

ユキヤナギで見つけた
雪に例えられる程に真っ白な花を咲かせるユキヤナギ。
縦横に枝を張り巡らせるこの木は、昆虫の越冬にとって絶好のロケーションです。
枝にびっしり付いた芽が弾けて視界が閉ざされる前の今が観察のラストチャンス。
目を凝らして探索しました。
オオカマキリの卵鞘
最も多く目にしたのがオオカマキリの卵鞘でした。
その名前に見合う様な、どっしりとした姿で枝に取り付いていました。
チョウセンカマキリの卵鞘
少数ですが、チョウセンカマキリの卵鞘も見つかりました。
枝に上手くフィットする形です。これなら野鳥の目からも逃れられそうですが・・
残念!頂部に嘴で突かれたものらしき穴が開いていました。
さて中に潜む小さい命のダメージは?・・
ミノムシ
枝から吊り下がり、ぶらぶら揺れていたのはミノムシ(ミノガの幼虫)でした。
一見枯れ葉そのもの。いかにも丹精を込めて作り込まれた形をしていました。
この場所は日当りも極めて良好。
安心しきって冬の眠りの最中と言った所でしょうか。
アシナガバチの巣
最も見応えのあったのがこれ。結構大きなアシナガバチの巣でした。
でもその廃れ具合から見ると、既に用済みとなった残骸らしい。
それでも何故か恐怖感を感じさせる雰囲気を漂わせていました。
さすが怖いハチの産物だけはありますね。

※2/11に都内で撮影