律儀に春一番 ― 2013/03/01 20:50
南から吹く生暖かな強風に翻弄され、細いヤナギの枝が激しく揺れていました。
でもこのまま一気に春本番とは行かず、明日には冷たい北風が吹き戻すのだとか。
もういい加減にしてって言う気持ちです。 季節の足取りは迷走気味ですが、小さな自然はしっかり春の装いを整え始めています。
これは春の七草のひとつハコベの花。
小さくて見逃しそうですが、目一杯の力で開き始めていました。 同じく地表すれすれで花開いていたクロッカス二つ。
園芸種ですが、素朴な姿は、整備されていない早春の野にもしっくり嵌まります。 様々な樹木も、続々と冬の眠りから覚め始めています。
これはアジサイの芽。若葉がひょっこり顔を覗かせていました。
まるで万歳をしているみたい。 この先多少の後戻りはあっても、春本番への歩みが加速する事は間違いありません。
枝にびっしり付いたこの芽が割れる日ももう間近と思われます。
※3/1に都内で撮影