空気のぬるみを感じる2013/03/05 21:17

空気のぬるみを感じる
上空は穏やかな春の空。空気のぬるみをはっきりと実感出来る一日でした。
様々な自然の春姿への衣替えも一気に加速しそうです。
以前から注目していたイヌコリヤナギも、見違える程の変化を見せていました。
綿毛にくるまっていた冬芽が割れ、まさに花盛りと言った状態に。
とは言っても、どれが花?って言う感じですが・・
ツマグロキンバエ
接近してみればこの通り(雄花序)。
突起部の先端に付いた黄色い花粉が、確かに花であることの証明です。
そしてそれに惹き付けられる様にやって来ていたのが、ツマグロキンバエ。
蠅と言えば何となく不潔なイメージを抱きますが、これは綺麗な花を好む蠅。
勝手に付けられたキンバエと言う名前でだいぶ損をしている感じです。
ハナアブのホバリング
花が咲けば様々な昆虫が集まるのが道理。
イヌコリヤナギの上空に目を移したら、こんな光景が目に飛び込んで来ました。
翅をはためかせてホバリング(空中停止飛行)をしているのは、ハナアブの一種。
他のアブがこの領域に侵入するのを防ぐ為の縄張り宣言と思われます。
真っ先に咲いたイヌコリヤナギの花。こう迄して守りたい程魅力的な存在の様です。
ジシバリの花
地表すれすれに咲く野の花たちもようやく目覚めの時を迎えた様です。
今日はたった一輪だけですが、ジシバリの花を目撃しました。
まだ弱々しい咲き方で、全然らしくない感じですが、この先花盛りとなって行く筈。
心待ちにしているシジミチョウとの初遭遇は、もしかするとこの花でかも知れません。

※3/5に都内で撮影