蘇った緑に・・ ― 2013/03/26 20:09
若緑が枯れ色を駆逐するペースの速さには、ただただ目を見張るばかり。 若緑の中に点在する白や薄紫のアクセントカラーはハマダイコンの花。
河原や浜辺などに自生する野生種のダイコンで、旺盛な繁殖ぶりを見せています。
観賞用の花ではありませんが、春風に揺れる姿は中々です。 その花に来て吸蜜をしていたのは、春の野の定番・モンシロチョウ。
曇り日にはさっぱりですが、陽射しさえ戻ればって言う感じの賑わいぶりでした。 モンシロチョウほど目立たないけれど、目を凝らせば、緑の中に様々な昆虫が・・
ちょっと異様な黒っぽい体色のこれはキリギリスの仲間・ヒメギスの幼虫です。
現状は目にも止まらぬ程の小ささですが、やがて見応えのある大きさに成長します。
でもその頃には隠れ上手の本領発揮で、滅多にその姿を現さなくなってしまいます。
こうして気軽に接近出来るのも今の内。 カラスノエンドウの繁みで、ぴんぴんと飛び跳ねるものの数多し。
その後を追ってみたらこれでした。体形から推測してウンカの一種と思われます。
ウンカ類を好んで食べる昆虫はトンボと言われています。
その宿敵が姿を現す前の今が活動のチャンスと言う事みたい。相当の数でした。 余りにも小さいので、形の詳細がよく判りません・・
・・と言う事で、マクロレンズの力を借りて確認してみました。
極小サイズの割には、結構迫力のある顔つきです。
今季初の昆虫ポートレートをゲットと言う訳。
いよいよ楽しい時期がスタートしました。
※3/26に都内で撮影