樹上は終盤、地表は・・2013/03/29 22:27

樹上は終盤、地表は・・
サクラの花はいよいよ終盤。
地表に散り落ちた花びらが、昨日に比べ著しく数を増していました。
サクラ散る道
明日にはびっしりと敷き詰められてしまうかも知れません。
今週末迄の花見頃の継続、かなり微妙になった気がします。
ヤブキリ幼虫
樹上のサクラはもはや終盤ですが、地表すれすれに咲く野の花はこれからが盛りの時。
中でも、タンポポの花の増加ぶりが目立ちます。
その開花と時を合わせ続々と誕生したヤブキリ幼虫。今こんな姿を多く目にします。
食べているのは花びら。成長して肉食化する迄、当分こんな食事風景が続きます。
ヤブキリ幼虫
どんな昆虫も、幼虫時代は外敵への警戒心が極めて旺盛です。
で、こんな食事ポーズをとる個体も多く見かけます。
後ろへの警戒も怠りなし。長い触覚を前と後ろに振り分けています。
花びらに夢中になって我を忘れるなんて事は絶対ありえない様です。
アルファルファタコゾウムシ
このイモムシは、カラスノエンドウの葉に巧妙に紛れる作戦です。
葉脈を模した様な背中の白線にも工夫の跡が見られます。
この幼虫、一見シジミチョウのそれの様に見えますが、実はゾウムシの幼虫です。
マメ科の植物を食い荒らすアルファルファタコゾウムシ。
甚大な食害の為、日本の侵略的外来種ワースト100にも選定されているのだとか。
結構数多く確認出来ました。このカラスノエンドウの繁み、ピンチかも・・
ナナホシテントウ
害虫駆除のエキスパートと言えば、何と言ってもテントウムシの仲間。
今日もナナホシテントウが、カラスノエンドウで忙しく作業にあたっていました。
しかしこちらが狙うのは主にアブラムシ。侵略的外来種は専門外と言う事で、残念。

※3/29に都内で撮影