目を見張る変貌ぶり2013/04/12 22:16

目を見張る変貌ぶり
今の時期の自然観察では、一日単位で進む植物の変貌ぶりに、ただ感嘆するばかり。
これは水辺にひろがるヨシの繁みの現状。
水面すれすれに顔を覗かせていた若緑も、今やここ迄成長しました。
枯れ色との形勢は完全に逆転した感じです。
アカボシゴマダラ幼虫
木立の樹々も沢山の若葉を付けて、深緑色に染まる日への準備を着々と進めています。
その若葉が生まれる頃に。ぴたりと時期を合わせて誕生したのがこれ。
エノキの葉に止まるアカボシゴマダラ(タテハチョウ科の蝶)の幼虫です。
微妙な色合いを持つ若葉に巧みに擬態しており、一寸見には殆ど見分けが付きません。
この幼虫の食草は、ずばりこのエノキの葉。
さてこの後の展開は?。食い跡だらけの葉を目にする事は間違いない様です。
ナナフシ幼虫
若い葉っぱが大好きな幼虫と言えば、このナナフシも代表種の一つに挙げられます。
今日もサクラの若葉に止まっていました。そのポーズも先日と全く同じでした。
先日は風がとても強かったので、振り落とされない為の踏ん張りかと思ったのですが。
風が止んだ今日もこれ言う事は、一番楽なポーズがこれなんでしょうね。
ハルジオンの花
草原で今一番目立つ花がこのハルジオン。自信を持った咲き方に変って来ました。
でも気になるのは、花芯の部分が傷んだ花を多く目にする事。
さて、どうしてこうなったかと言うと・・
ヤブキリ幼虫
犯人はこれ。ヤブキリの幼虫です。口元に付いた花粉が犯行の証拠です。
誕生後当分の間は、花を食い荒らす食性を持ち、成長につれて、動物食に変わります。
花の災難もそれ迄なんですが、凄い食欲だけに困った状況に違いありません。

※4/12に都内で撮影