一週間のブランクで2013/04/25 21:12

一週間のブランクで
すっきりしない天候続きで、暫く足が遠のいていた定例の観察地を歩きました。
約一週間のブランクでしたが、予想を超えた自然の変貌ぶりに驚かされました。
まず目に入ったのがヨシ原の眺め。
伸び上がった緑色の背丈が、去年からの枯れ穂を完全に追い抜いた感じです。
こう言う眺めに変ったと言う事は、当然・・
シオカラトンボ・雌
やはり的中でした。
真新しい翅を持つムギワラトンボ(シオカラトンボの雌)との今季初遭遇です。
この観察地では最も普通種と言えるトンボです。
トンボの季節の本格スタートを実感しました。
ハルジオン
草原ではハルジオンの花が盛りの時を迎えていました。
これ迄の遠慮気味の咲き方とは大違い。
長く伸びた茎の先に沢山の花が密集すると言う賑やかな咲き方に変っていました。
アオスジアゲハの吸蜜
暫くその場所にとどまっていたら、やはり現れました。
この花が大好きな蝶の一つアオスジアゲハ。
青い稲妻と言う感じの鮮烈な斑紋を激しくはためかせながら、吸蜜に夢中でした。
アゲハの季節もいよいよ本格化。次に出会うのはキアゲハでしょうか。
樹液に来たハナムグリ
イヌコリヤナギの幹から早くも樹液が噴出していました。
それを見逃さず、集まっていたのがハナムグリ。
甲虫が群がり樹液酒場と言える光景を繰り広げるのは、夏の昆虫シーンの定番です。
今日のこれは、その予告編と言った感じでした。
シマアシブトハナアブ
草原では昆虫の繁殖シーンを多く目にしました。これはシマアシブトハナアブのそれ。
上方でホバリングしているのが雄。下方葉っぱの上に止まっているのが雌の様です。
”おっ! いい娘がいるぞ、ナンパしちゃおうかな” って言う感じ。
メスは気づかぬ様子でよそよそしい態度。しかしこの後が実に素早い。
急降下した雄が雌とつながってあっと言う間に飛び去りました。
余りにも急で撮影間に合わず。
オスの見事な行動力、男はこうあらねばって言う見本なのかも。

※4/25に都内で撮影