さながら真夏の野 ― 2013/05/31 22:58
梅雨時とは思えない程に晴れ上がった空の下、成長した緑が目に眩しく映りました。
一足早く真夏の野を歩いている気分に・・自然の歩みの速さを実感しました。 水辺で目にする昆虫たちの動きもすっかり真夏モードに変っていました。
これはシオカラトンボのペアーの交尾シーン。
上方オスに頭をがっしり押さえ込まれたメス。
いかにも固い絆で結ばれたカップルと言う感じでした。 水辺の強者・ギンヤンマも登場し、他のトンボへの威嚇を繰り返していました。
その攻撃から逃れて、岸辺の大きな石に止まったカップル。
しかし固い絆はしっかりと結ばれたままでした。 クロスジギンヤンマのメスが水中にお尻を差し込んで産卵をしていました。
トンボによっては、オスが見張りをする中で産卵する物もいますが、これは単独。
同じ様な場所を選びながら、黙々とこのポーズを繰り返していました。 同じ水辺で見たコシアキトンボです。小さい身体ですが、相当に気が強い。
翅休めしていても、他のトンボが接近すると、猛烈なスクランブル体勢に・・
次世代に生をつなぐ為に、今の時期のトンボは皆必死なんですね。 緊迫感の漂う水辺から草原に目を移したら・・いましたドジな奴!。
毎年今の時期になると出現するホシベニカミキリです。
自分の身体を支えきれない細い草に止まって四苦八苦の状態でした。
色形とも結構いけてる昆虫ですが、目にするのはいつもこの様なアタフタした姿。
しっかりせいと言いたくなります。
※5/31に都内で撮影