雨上がりに見る2013/06/14 20:13

雨上がりに見る
息を吹き返していた梅雨前線も一休み。久しぶりに青空が戻りました。
爽やかと言いたいところですが、雨上がり特有の湿気を含んでおり蒸し蒸し。
携行したPET瓶があっと言う間に空になってしまいました。
キマダラセセリ
今が旬の花・ヒメジョオンにキマダラセセリが来ていました。
地味な翅色が多いセセリチョウの中では異色の存在。
稲妻みたいなマダラ状の斑紋が目に鮮やかでした。
セマダラコガネ
甲虫にもマダラ模様を持つものが存在します。
セマダラコガネ。小形のコガネムシですが、食欲は旺盛。
ゴルフ場の芝生の根を食べて枯らしてしまう事もあるそうです。
今日見た個体がクズの葉の上。
但しギザギザの喰い跡はコフキゾウムシが付けたもので、濡れ衣です。
さて一休みの後、どの葉に移ってむしゃむしゃ食べ始めるのでしょうか?。
アカボシゴマダラの幼虫
雨に洗われて、一段と鮮やかさを増したエノキの若葉。
その一枚にアカボシゴマダラ(蝶)の幼虫が止まっていました。
今はまだ無傷の若葉。でもこの後盛大な食害が始まる筈です。
蜘蛛のハンティング
雨があがり、様々な昆虫の活動も再開です。
そしてそれを待ち受ける狩猟者にとっては絶好のチャンス到来。
雨滴を残す蜘蛛の巣で、小さなハチが危機的状況に陥っていました。
目を背けたくなりますが、今の野原では極く当たり前の光景です。
オオカマキリ幼虫のハンティング
野原の残酷物語と言える光景がここにも・・
大量に誕生したオオカマキリの幼虫。捕らえていたのはハチかハエの一種。
飛ぶ物さえキャッチする狩りの技術をしっかり身につけた様です。
他の小昆虫にとっても、いよいよ厳重警戒の時期がやって来ました。

※6/14に都内で撮影