遠くから雷鳴が・・2013/06/25 22:18

遠くから雷鳴が・・
暗雲が頭上に掛かり始め、遠くからは、ごろごろと言う雷鳴が・・
長く続く雨ではない筈ですが、自然観察にとって好ましくない展開です。
降り出す前に足早で歩いた昆虫観察。今日も多士済々って言う感じでした。
クヌギの果実にいた
やがてドングリとなるクヌギの果実。
今日は、ハナムグリの仲間の集中攻撃を受けていました。
むしゃぶり付く感じで、食い漁っているのはシラホシハナムグリ。
クヌギの果実にいた
小さなコアオハナムグリも同様の食事スタイルでした。
このクヌギの木は、毎年樹液を大量に噴出させるのですが、今季は至って低調。
樹液が駄目なら、果実があるさって言う事でターゲットを変更したみたい。
実り始めて間もない果実です。果たして無事ドングリに成りきれるのでしょうか。
マメコガネの交尾
マメ科の植物を食い荒らすマメコガネは、クズの葉の上。
早くも繁殖行動を繰り広げるカップルも見られました。
米国に渡り、凄い繁殖力で食害を拡げ、ジャパニーズビートルと怖れられた強者です。
この観察地のクズも安閑としてはいられない状況と思われます。
ハラビロカメムシの幼虫
同じクズの葉で、ちょっと変な形の昆虫を発見!。
毎年今の時期になると登場するハラビロヘリカメムシの幼虫です。
カメムシの幼虫って、変な形のが多いのですが、これもかなりの物。
よちよち歩きの赤ちゃんって言う感じ。
ハラビロカメムシの幼虫
同じ葉っぱでは、少し成長した幼虫も確認出来ました。
この形、まさに歩く葉っぱですね。
ベニイトトンボのオス
極く限られた場所にしか、生息しないベニイトトンボ。
去年同様、この観察地でも目撃することが出来ました。
じっくり撮影したかったけれど、すーっと草やぶの中にフェードアウト。
再見はかなわずでした。生息数が絶対的に少ない様です。

※6/25に都内で撮影