夏の日を目指して ― 2013/07/05 21:55
最も先端を行っているのは、ショウリョウバッタでしょうか。
今日出会ったこれは褐色系。体形もだいぶ逞しくなっていました。
キチキチと派手な音をたてて飛び回る迄あともう一歩って言う感じ。 成長レースの最後尾に位置していると思われるのが、このオンブバッタの幼虫。
クローバーの葉っぱの大きさと比べても、いかに小さいかが一目瞭然です。
晩秋迄元気な姿を見せるバッタなので、当然と言えば当然なんですが・・ 草むらの奥からキリギリスの鳴き声が盛んに耳に届きます。
あちらは既に威圧感さえ感じさせる立派な体格に成長済みです。
同じキリギリスの仲間のクサキリ幼虫は、まだひ弱な感じの幼虫体形のまま。
鳴き始めるのは8月になってかららしいので、そんなに焦らなくても大丈夫みたい。 イネ科の植物の大敵・イナゴの赤ちゃんもゆっくり成長中。
風に揺れる葉っぱから振り落とされないか、心配になる位のよちよちぶりでした。 最近草むらで良く目にするのが、見るからに恐ろしいシオヤアブ。
他の昆虫を襲う狩猟生活も多忙を極めている様です。
捕らえた昆虫をがっしり抱きかかえて、体液を吸い取ってしまう凄技の持ち主。
向かう所敵なしの最強昆虫の様にも思えるのですが・・ このシーンに出くわして、そうでもないんだなぁと認識を改めました。
倒れたシオヤアブに襲いかかっていたのはアリ。実に意外な組み合わせでした。
最強昆虫はもしかするとアリなのかも。組織力もあるしね・・
※7/5に都内で撮影