高原のアカトンボ2013/07/31 20:38

高原のアカトンボ
信州の昆虫に出会う旅、初日は生憎の雨に見舞われました。
霧雨に煙る高原の道。こんな状況ではまず出会いは無理と思ったのですが・・
アキアカネ
気がつけば、林道のいたる所でこんな光景を目にする事が出来ました。
翅休めするアキアカネ。
夏を涼しく過ごそうと、多数がこの高原に集結した様です。
アキアカネ
一寸した小枝を見つけたら、その先端に注目して見るのが吉。
かなりの確率で、翅休め中の個体を目撃出来ます。
近年生息数の減少が話題になっていますが、それを忘れさせる様な賑わいでした。
アキアカネ
餌になる小昆虫はいくらでもいるし、避暑地としては最適な場所の様です。
しかしさすがに雨の日は苦手みたい。
身体が冷えたせいもあるのでしょうが、活発な動きは全く見られずでした。
ノシメトンボ
アキアカネ程ではないですが、ノシメトンボもかなりの数、確認出来ました。
こちらは、避暑の為の滞在ではなく、この地周辺を定住地としている筈です。
邪魔なアキアカネよ、早く下界に去れと思っているのかも・・
アキアカネ
二日目は天気が回復し、明るい陽射しに恵まれました。
これは違う高原で見たアキアカネ。
高原の夏の花・ヤナギランをかすめる様に飛ぶ姿を多数目にしました。
アキアカネ
ノアザミが咲く場所にも一頭。
出来れば開いている花とのツーショットが欲しいけど、何故か選ぶのは固い蕾。
あくまでも止まりやすさを基準に、翅休め場所を選んでいる様です。
蝶ではないから仕方ないですね。

※7/29と7/30に信州の高原で撮影