新鮮な発見が・・2013/08/04 20:57

新鮮な発見が・・
東京の観察地には生息しない昆虫に出会うのが、信州の旅の楽しみです。
立ち寄る場所を限定しての訪問なんですが、いつも新鮮な発見があります。
▲いつもの観察地では遭遇不可能なクワガタ(メス)が、すぐ手の届く所に・・
もう少し探しまわれば、立派な大顎を持つオスに出会えたかも知れません。
時間的な制約もあり、その楽しみは次回と言う事で・・
コエゾゼミ
東京での盛夏のセミと言えばアブラやミンミンなんですが、高原ではさっぱり。
それだけでも、遠くに来たなぁと言う気分を味わえます。
木立のかなり高い所から降り注ぐ鳴き声も耳新しい。
その声の主は多分これと思われます。コエゾゼミ。何故か樹下にいました。
怖い表示
見慣れない種との出会いに夢中になりすぎるのも考えもの。
こんな掲示が貼られた場所もありますので、十分注意が必要です。
ところで、有害鳥獣って何なんでしょう。それに出くわすのも怖い。
稲穂の現状
田園地帯に場所を移しました。そこの水田の稲の現状がこれ。
まだ稲穂の赤ちゃんと言った感じでしたが、極めて順調な生育ぶりと思われます。
水田のトンボ
昆虫観察者の目は、当然水田の中に・・
めざすもの、すぐに見つかりました。
マユタテアカネ
この水田周辺では、様々なトンボの姿を目にする事が出来ます。
今回最も多く見られたのがマユタテアカネ。
水田そのものよりも、周囲の草地を生活の場としている様です。
旺盛に繁った野草。小昆虫の数も多く、餌は捕り放題でしょうね。
マユタテアカネの顔
マユタテアカネを特徴づけるのが、顔面の二つの黒点=眉状紋。
私はこれを見る度に、ブタさんの鼻を連想してしまうのですが・・
ハラビロトンボのオス
マユタテアカネはまだ殆どが若い個体でした。
一方、水田のもう一つの主役・ハラビロトンボは既に成熟の域に達した感じ。
白く粉を吹いた様な腹を持つこれはオスの成熟個体です。
ハラビロトンボのメス
これはメスの成熟個体。
今回はオス・メスが追っかけ合う場面を度々目にしました。
繁殖行動もピークの時期に差し掛かっている様です。
アカクビナガハムシ
あぜ道の草の葉で見たアカクビナガハムシ。
数あるハムシの中でも、紅色の鮮やかさはかなりの高ランクではないでしょうか。
雨に洗われた草の葉の緑との対比で、より一層そう感じられました。
●信州で出会った昆虫たちの特集は、ひとまずこれにて終了とします。

※7/29と7/30に信州の高原と田園地帯で撮影

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