夏の疲れか2013/09/08 20:30

夏の疲れか
世代交代を繰り返しながら、日本列島を北上すると言われるウスバキトンボ。
今、東京の観察地で見られる個体は、成熟の域に達している感じです。
それを物語るのがオスの腹部。赤とんぼさながらの赤みを呈しています。
ウスバキトンボのメス
いっぽうメスは、成熟しても体色に変化は見られず、生来の黄褐色のまま。
オスは派手、メスは地味と言う昆虫の世界で良く見られる法則そのままです。
ウスバキトンボの翅休め
これ迄は休みなく飛び続ける姿ばかりでしたが、ここに来て翅休めする光景も・・
長距離移動にも耐えられるタフなトンボにも、夏の疲れが出始めた頃でしょうか。
特徴的なのは翅休めの姿勢。この様に、木の枝等に垂直に止まります。
これが周囲の環境に融け込んで、意外と見分けが付きにくい。
擬態方法の一種と言っていい様です。

※9/8に都内で撮影