季節は進み2013/09/26 21:33

季節は進み
列島をかすめた台風が遠ざかるにつれて、爽やかな秋の青空がひろがりました。
荒天時にはどこかに姿を隠していたアキアカネも続々と登場。
思い思いのポーズで、戻った陽射しを歓迎している様子でした。
高空のタカ
今季始めて、高空を飛翔するタカの姿を目撃しました。
秋から冬へと進む季節の中で、多く目にする事になる光景です。
日照りの夏も遥か遠くに過ぎ去ったんだなぁと実感させられました。
チュウサギ
もう一つ季節の進展を実感させられたのがこれ。
くちばしが黄色の冬形に変ったチュウサギです。
毎年秋になると、この観察地に姿を現し、昆虫や小形爬虫類等を捕食します。
もう少し時間が経つと人慣れして近寄らせてもくれるのですが、今日はここ迄が限界。
クズの花とウラナミシジミ
草むらの所々でクズの花の開花を確認出来ます。
そのひとつに来て吸蜜していたのが、ウラナミシジミ。
どこにも傷みの見られない綺麗な翅。名前の由来となった波形模様もくっきり。
悲惨なウラナミシジミ
綺麗な翅を持つ個体がいる一方、こんなに悲惨な姿のものも・・
これだけ激しく損傷したと言う事は、何かの宿敵に襲われてしまった様です。
のどかに感じられる秋の昆虫シーンですが、決して平穏なものではありません。
セイタカアワダチソウの蕾
この先、草むらの彩りとして自己主張を強めるのがセイタカアワダチソウの黄色。
今日は開花目前で、花の色がはっきり確認出来る蕾を多く目にしました。
今週末あたりには、あるべき姿で秋空に突き上がる様子を目に出来そうです。

※9/26に都内で撮影