左右対称の美2013/10/01 21:12

左右対称の美
うるし塗りの漆器を思わせる質感を持つダンダラテントウを正面から・・
テントウムシ観察の楽しみは斑紋のバリエーション。
これは左右対称の美と言ったところでしょうか。
ダンダラテントウの交尾
観察地のこのエリアに限っては、ダンダラテントウの天下と言った感じ。
交尾する個体も多く見かけますので、この先も多数派の位置は揺るがない様です。
ダンダラテントウ
秋の草に付くアブラムシ退治は任せとけ。
大忙しの活躍が続いています。
ヘリグロテントウノミハムシ
近くの葉に居たダンダラテントウのミニチュア版。
かなり似ていますが、これは全然別種。
葉っぱを食害するハムシの一種・ヘリグロテントウノミハムシです。
この斑紋から見て、どうやらテントウムシに擬態しているらしい。
でも悲しいかな、余りにも小さ過ぎ。触覚も長過ぎてバレバレです。
潜るコアオハナムグリ
甲虫ネタをもう一枚。
カラスウリの花で見たコアオハナムグリ。
名前にある ”花潜り” を絵に描いた様な光景です。
花を一生懸命食べているのか、或は寝ているのか、この状態で固まっていました。

※本日撮影の画像ではありません(9/30に都内で撮影)

台風一過は?2013/10/02 20:10

台風一過は?
台風の影響による雨も上がり、西の方角に爽やかな秋空が顔を覗かせ始めた午後。
明日は台風一過の秋晴れを期待したいのですが、天気予報を見ると、何だか微妙・・
アキアカネの繁殖活動
雨上がりを待ちかねていたのでしょう。アキアカネの繁殖活動が盛んでした。
カップルが連結飛翔していたのは、空き地に出来た何でもない水たまりです。
こんな所に産みつけても結果は・・そう教えてあげたい気分になりました。
アオドウガネ
草むらに目を転じると、雨上がりに良く見る御馴染みの光景が・・
身体に雨粒をいっぱい付けたアオドウガネです。
昼間はもっぱら寝て過ごすスタイルなので、濡れても全然平気よって言う感じ。
のそのそと起きだす頃には、雨粒もきれいに乾いているかな。
トホシテントウ
ナナホシテントウ似だけど、黒点の大きさが不自然なこれはトホシテントウ。
雨上がりを受け、早速食事を再開していました。
アブラムシ等を食べる肉食性が殆どのテントウの中では異色の草食性です。
止まっていたのは、図鑑の解説通り、食草とされているカラスウリの葉でした。
コカマキリ
さっき迄の雨の影響で、昆虫達の活動は一部を除いて不活発でした。
獲物が見つからず、手持ち無沙汰な感じだったのがコカマキリ。
名の通り身体も小形で、他に比べてそれほど威圧的な感じを受けません。
恐らく生まれて初めて出会ったカメラに向けて、一寸戸惑いの目線でした。

※10/2に都内で撮影

サバイバル成功・・だけど2013/10/03 20:40

サバイバル成功
今の時期になると、水辺で良く目にする光景がこれ。
水面に浮かぶアキアカネです。
産卵や水飲みの為、水面ぎりぎりに接近。しかし目測を誤り、どぼんと・・
アキアカネ・水面を漂う
水の表面張力により。翅が水面にぴたりと密着して身動きが取れません。
ただ空しく水面を漂うだけ。
アキアカネ・必死に身震いする
時折、渾身の力を振り絞って、身体を震わせ水面からの脱出を試みます。
身体の周りに出来た激しい波紋が、悪戦苦闘の有様を物語っています。
助けてあげたいけれど、距離的に離れていてどうにもなりません。
アキアカネ・しがみつく
”まだお前の寿命は尽きてはいないよ” そんな神の手が差し伸べられたらしい。
身震いにより僅かな移動を繰り返し、垂れ下がった水草の枯れ葉に辿り着きました。
しかし、枯れ草をつかんだものの、這い上がる力は涌き上がらない様です。
この状態が暫く続きました。
アキアカネ・体力回復を待つ
はらはらしましたが、ここ迄自力で這い上がりました。サバイバル成功!。
水に浸かった事によるダメージ回復には暫く時間が必要でしょうが、もう大丈夫。
濡れた翅が乾き切れば、再び飛び上がる事も可能な筈です。
でもこんな光景を多く目にすると言う事は、優れた動体視力にも陰りが・・
アカネの季節も終盤に近づいているんだなぁと感じずにはいられません。

※10/3に都内で撮影

嬉しくない方の空が2013/10/04 20:54

嬉しくない方の空が
秋の空は、大きく異なる二つの表情を持っています。
爽やかな明と陰鬱な暗。今日は自然観察にとっては嬉しくない暗の方。
小雨を降らす雲がたれ込め、気温も昨日に比べてぐーんと低めでした。
らしくないアキアカネ
当然の事ながら昆虫の活動は不活発。
飛び交うアキアカネの姿もなく、やっと見つけたこれも秋の草に止まってひっそり。
全然らしくない姿でした。
秋空とアキアカネ
アキアカネに似合うのは、昨日目にする事が出来たこんな秋空です。
予報では、明日も愚図ついた空模様になりそう。いい時期なのになぁ・・
ウスバキトンボ
ウスバキトンボも草の繁みに逃げ込んでひっそり。
寒さにはそれ程強くないトンボと言われています。
東京の空を飛び交う姿を目に出来るのも、この先そう長くはないかも。
ウラナミシジミ
とにかく目にする昆虫は、お休みモードの物ばかり。
ウラナミシジミの波模様も、暗い空の下では見栄えが今ひとつでした。

※10/4に都内で撮影

しとしと雨の日に2013/10/05 19:37

しとしと雨の日に
芳しくない天気が今日も継続。梅雨時を思わせるしとしと雨で暮れた日。
チカラシバに付いた雨滴の細かさが、今日の雨の性質を如実に物語っていました。
ヤマトシジミ+α
こんな日は昆虫との出会いは到底無理と思うのですが、一応、防滴一眼で探索を・・
意外だったのはシジミチョウの仲間の元気良さ。結構多くが飛び回っていました。
これはエノコログサに止まるヤマトシジミ。お尻を曲げていると言う事は産卵?。
尚、後で気づいたのですが、超極細体形のクモヘリカメムシも写っていました。
オオカマキリの雨宿り
オオカマキリは雨が苦手。葉の繁みに頭を突っ込んで雨を除けていました。
しかし、繁みの奥に鋭い視線を投げ掛けているのは、さすが。
雨宿りの為に、ここに逃げ込んだ他の昆虫にとっては、極めて危険な状況です。
雨に濡れたアキアカネ
今が旬のアキアカネは、しとしと雨にどう対応しているのでしょうか。
実態は、この様に垂直状態で小枝等に止まり、雨が止むのを待つしかない様です。
翅が濡れ、身体も冷えてしまい、今日は餌取りの飛翔も到底出来そうにありません。
多数生息するアカネも、この様な試練を経て徐々に数を減らして行くんでしょうね。
アキアカネが潜む場所
上の画像のアキアカネが止まっていたのは、こんな場所。
多くの葉を残すヤマブキの繁み。画像ほぼ中央にアカネが止まっています。
しかし葉の繁みとは言え、雨を除けるのにも限度がある様に思えます。
更に降り続く場合は、背後の木立に逃げ込むのでしょうか。
カタツムリ
雨の中、昆虫を見つけるのには苦労しましたが、これを見つけるのはごく簡単。
一寸太めの木の幹では、かなり高い確率でこんな姿を目撃する事が出来ました。
雨に強いって言うより、雨が好きって言う感じですね。

※10/5に都内で撮影(D7000/85mm Micro)