最も寂しい時期へ ― 2013/11/28 22:28
樹下の落ち葉の数を見ても、ここ二三日の内にと言った感じでしょうか。 水辺の草の枯れ色への変貌が急速に進んでいます。
かさかさと乾いた音をたてて揺れる様は、冬本番間近を強く感じさせるもの。
やがて全て倒れて完璧な冬景色に。一年の内で最も寂しい時期に入ります。 そんな寂しい風景の中でも、一寸心を和ませる物を目にする事が出来ます。
フランクフルトみたいなガマの穂。この美味しそう(?)な形を楽しむのも今の内。
やがて崩れて、白い穂綿を辺りにまき散らし、消え去ってしまいます。 昆虫の世界は、衰退の一途って言う感じ。
僅かに動きが見られるのは、ハエやアブ等の寒さに強い種だけ。
これはツマグロキンバエ。しましま模様の複眼を持つ小さなハエです。
この先も、数少ない冬の花に集まる姿を度々目にする事になります。
※11/28に都内で撮影