今日も這いつくばり ― 2014/02/01 21:30
地面はまだひんやりなんですが、若草の香りに春の息吹を感じる事が出来ました。
▲一つの茎が二つに割れて・・顔を寄せ合う様に咲いていたハルジオン。
その時期が来れば、かなりの背丈に成長して、沢山の花を咲かせます。
これは多分試し咲き。さて、二つの花の出すサインは ”もういいよ” でしょうか。 一つだけですが、ムラサキカタバミも咲いていました。
頑張ってここまで開いたけど、ヨレヨレ。
この花を全開にさせるだけの力を、今の太陽はまだ持ち合わせていない様です。 最も早起きの野の花と言えば、青紫色が清々しいオオイヌノフグリ。
これ迄は単独で咲く姿ばかりでしたが、今日は纏まった数を確認出来ました。 待ってましたとばかりにやって来ていたのが、ホソヒラタアブ。
空中停止の飛翔をしながら、蜜が沢山出ていそうな花を品定めしていました。 この花が良さそうと言う事で、さっそく吸蜜開始。
花にとっても、アブは花粉を運んでくれる大切なお客さん。
アブの重さで花がかしいでしまうけど、我慢我慢・・
※2/1に都内で撮影
間もなく形勢逆転か ― 2014/02/02 20:54
落ち葉の間から顔を覗かせた若草の緑が目に鮮やかに感じられました。
今はまだ落ち葉が優勢ですが、緑が形勢逆転するのもそう遠くではない筈です。 落ち葉がこれだけ降り積もっているからには、絶対あれがいる筈。
目を凝らしたら、ずばり的中でした。
枯れ色の中のワンポイントマークはナナホシテントウ。
陽射しが戻って来たので、雨に濡れた身体を乾かそうとしているらしい。 こちらの気配を感じたのか、ちょこまかと移動を開始。
葉っぱの先迄来て、さてどうしたものか・・
まだ身体が暖まり切ってはいないらしく、飛び上がりは断念。
くるっとUターンしてしまいました。 今日見たちょっと不思議な物体がこれ。クヌギの小枝に付いていた球形の塊です。
クヌギの木が生成した果実の様に見えるのですが、どうも怪しい。
一応撮影して、帰宅後調べてみました。結果、昆虫の仕業である事が判明。
クヌギエダイガタマバチと言う寄生蜂が作った虫瘤・クヌギエダイガフシでした。
寄生された木が異常反応して生成するコブで、冬越しの幼虫の寝床となります。
そう言えばコブの一つに穴が空いています。既に孵化して飛び立ったのかも。
※2/2に都内で撮影
春はおぼろに? ― 2014/02/03 20:30
これは午後3時前の空。リング状の雲の中に太陽が薄く顔を覗かせていました。
”春はおぼろに” を実感させられたのですが、このまま一気に春本番は難しそう。
明日には急激に気温が低下するだろうとの予報が・・ 足下の自然は、二次元から三次元の世界へ・・
暖かさを受けて、野草の冬越し形態・ロゼットが起き上がり始めていました。 これはかなり盛大な起き上がり方。
ここ迄来たら、もう後には戻れないでしょうね。
でも、東京では立春を過ぎてからの雪を今迄何度も経験しています。
ちょっと早まり過ぎじゃないかなと心配に・・ 今日はアリの活発な動きも目にする事が出来ました。
巣から這い出て、食料集めに奔走中の様子。
甘い蜜を沢山プレゼントしてくれるサザンカは超人気スポットの様です。
※2/3に都内で撮影
枯れ野で出会った顔 ― 2014/02/04 22:10
まだまだ遠いなぁ ― 2014/02/05 21:17
しかし陽射しに空気を暖める力はなく、底冷えに震える一日となりました。
昼過ぎになっても融け切らない池の氷。春はまだまだ遠いなぁと・・ 梅一輪一輪ほどの暖かさを実感する事は出来ませんが、それでも花は着実に・・
燃える様な色合いが印象的な紅梅もそろそろ見頃の時期に入りました。 公園の南に面した花壇では、ナノハナの黄色が目に鮮やかでした。
しかし蜜を求めて飛び交う筈のハチやアブの姿は皆無。
早咲きの花にとっては、開店休業の状態がもう暫く続きそうです。 いっぽう、依然冬ごもり中なのが、コブシの花。
ふかふかの綿毛にくるまって寒さ対策万全って言う感じ。
蕾が割れて白い花が顔を覗かせる頃には、ぬくぬくの春の風が吹いている筈。
本当に待ち遠しい。
※2/5に都内で撮影