今日の変な奴・パート22014/06/02 20:23

今日の変な奴・パート2
6月1日に続いて、今日出会った変な奴を三種掲載します。
昨日と同様強い陽射しを避け、木陰伝いに歩いた結果の遭遇レポートです。
まずは昨日も取り上げたナナフシモドキ。昨日のは褐色でしたが今日のは緑色。
褐色タイプに比べて擬態効果はこちらの方が数段上。うっかり見過ごす所でした。
ナナフシモドキ
これはカメラの接近を嫌って退散の図。
昆虫の殆どは飛んだり跳ねたりと素早い逃げ足が特徴なんですが、この種は例外。
不器用に身体を揺すりながら、超スローで逃走(と言うより逃歩)を行います。
見ていてじれったくなる位。でも絶滅しない所を見るとこれはこれでいいのかも。
ヨコヅナサシガメ
今日の変な奴第二弾は超特大のカメムシ。太い木の幹に止まっていました。
その名はヨコヅナサシガメ(横綱刺亀)。
日本に生息するカメムシとしては最大種。黒光りする巨体は威圧感十分です。
※体長:2cm強
ヨコヅナサシガメ
姿の威圧感だけでなく、このカメムシは実際に怖い。
この画像では頭部先端に細長い口吻が確認出来ますが、これがこの虫の武器。
これを他の昆虫の身体に突き刺して体液を吸ってしまうのが食事スタイルです。
人の場合も、うっかり触ると刺される事があり激痛が走るらしい。
いまの時期に多く出現する様なので要注意です。
ワモンコマユバチ
変な奴第三弾は、妙に鮮やか、見方によっては毒々しい体色を持つハチ。
マテバシイの葉に止まっていたコマユバチの一種です。
所謂寄生蜂で、他の虫の幼虫に産卵しその体内で発育させる生態を持ちます。
成長したこのハチの幼虫は、最終的に宿主を食べてしまうと言うから恐ろしい。

※6/2に都内で撮影