顔相観察画像3枚 ― 2014/09/01 19:52
戻った陽射しに・・ ― 2014/09/02 20:57
ツユムシの影も葉っぱにくっきり。
キリギリス科の中で最もひ弱に見えるこの種には実に不似合いな光線だなぁと・・ オンブバッタも陽射しを避けてクズの葉裏に退避中?・・
ではなくて、翅の形から見て、身体の完成を待っている脱皮直後の個体の様です。
晩秋、他のバッタの姿が消え去った後も活動を続ける息の長いバッタ。
今の時期の脱皮は決して遅過ぎる訳ではありません。 一方、夏を生きたトンボにとって、残された時間はそれ程多くはない様です。
戻った陽射しの下、ギンヤンマの繁殖行動を数多く目にしました。
他のトンボを威嚇する動きを見せながら産卵の繰り返し。迫力十分でした。
※9/2に都内で撮影
オールメンバー勢揃い ― 2014/09/03 21:30
私の観察地で観察出来るオールメンバーが、成熟した体で勢揃いしました。
これはオオカマキリ。身体のデカさでこの上を行くものはなし。
実に堂々とした態度で、辺りに睨みをきかせています。 大きさではオオカマキリに負けますが、ハラビロカマキリも堂々たるもの。
名前の通りお腹が幅広なので、マッチョ体形の迫力と言う点ではこちらが上かも。 ハラビロカマキリは、本来樹上性の傾向が強いカマキリと言われています。
成虫一歩手前のこの幼虫は、本能のおもむくままに木登りを始めたのでしょうか。
最後の脱皮を木の上で済まそうと言う魂胆かも知れません。 成虫になっても、身体の大きさでは他にかなわないコカマキリ。
でも暗褐色の体色のせいもあり、精悍な雰囲気が漂うカマキリです。
地表近くがこのカマキリのテリトリーで、目にする機会はそれ程多くありません。
この画像も、草の繁みの根元に潜り込む寸前に後追いでゲットしました。
※上から3枚は9/3に都内で撮影(最下段のコカマキリのみ8/31に撮影)
食欲の秋来たる ― 2014/09/04 21:41
それぞれがそれぞれのスタイルで見事な食いっぷりを披露中です。
水辺のヨシの葉をムシャムシャやっているのはコバネイナゴ。
かなりのスピードで食い跡がひろがって行きます。 ショウリョウバッタもヨシの葉に来てムシャムシャ。
身体が大きいだけに平らげる量も並大抵ではなさそうです。 オンブバッタはクズ等の平べったい葉が大好物。
葉っぱの端からではなく、穴をあける感じで食い進んで行きます。
穴あきの葉っぱを見かけたら、大体このバッタの仕業と考えて間違いなし。 ひ弱な感じのイトトンボも凶暴な肉食性。他の昆虫にとっては脅威の存在です。
このベニイトトンボのメスはハエの一種を咥えてムシャムシャ。
なんかイメージに合わない食事風景だなぁと・・
※9/4に都内で撮影
夏がちょっぴり復活 ― 2014/09/05 21:08
そんな陽射しを嫌って木立の中に逃げ込んでいたのはアオイトトンボ。
ゆったり翅を開くこのトンボ独特のポーズで涼をとっていました。
日向の水辺に出て活発な繁殖行動を見せるのは、時期的にもう少し先の様です。 一方、シオカラトンボは日向での採餌や繁殖行動に大忙しでした。
彼らにとっての夏はまだまだ終わっていない感じ。
飛び疲れて翅休めするメス(ムギワラトンボ)の翅が陽を受けて輝いていました。
トンボの翅は光の加減ではっとする輝きを見せます。これは魅惑のルビー色。 多少の足踏みはあっても、この先、秋が着実に進展する事は間違いありません。
このオンブバッタなんて、早くも晩秋に向けた体色で準備OKって言う感じ。
確かにこの色だと、枯れ色主体の晩秋の野に違和感無くはまりそう。
この先長く生き続けるバッタならではの見事な擬態ぶりです。 色は極端に違っても、同じバッタである事の認識はバッチリ。
緑色のオスが、背中にちょこんと乗っかって、めでたくカップル成立です。
身なりは地味でも、気だてのいい娘は人気抜群って言う事の様です。
※9/5に都内で撮影