今日のところは平穏 ― 2014/10/11 21:07
爽やかな秋晴れに恵まれ、陽射しもたっぷりの一日でした。
そんな豊かな陽射しを浴びて、ハギの花で吸蜜していたのはウラナミシジミ。
先日、クズの花に来ている姿をちらっと目にしましたが、その後は何故かばったり。
ようやく今日じっくり撮影する事が出来ました。例年より数が少なめかも・・ 天気がいいと、昆虫達もご機嫌上々か。
アキアカネもかなりの接近を許してくれました。
いかにも、今日は気分がいいわって言う表情の様に見えました。
こんな穏やかな表情を、この先も長く見続けられればいいのですが・・ 振り向きざまに、きつい視線を投げ掛けてきたのはコカマキリ。
アキアカネとは大違い。全然穏やかな表情じゃありません。
獲物探しには絶好の晴れ日なんだから、邪魔するなって・・
名前の通り小形だけど、気の強さに関しては他のカマキリに決して負けてはいません。
※10/11に都内で撮影
前触れの雨に ― 2014/10/13 20:24
ツユクサもしっとり。この時点では穏やかな降り方でしたが、今後が気掛かりです。 雨にも負けず、愛を貫くオンブバッタの図。
がっちり体形のメスにおんぶしてさえいれば安心さって言う感じのオス。
台風を無事やり過ごして、秋晴れの下、再びこの姿を目にしたいものです。 産卵時期に入ったハラビロカマキリのメス。
栄養分摂取の為には、雨だからと言って、本日休業と言う訳にはいかない様です。
大粒の水滴を背中に載せたまま、葉っぱの上でスタンバイ中でした。
獲物よ早く現れろって願っている感じ。 しかしハラビロカマキリ全てが雨にも負けずって頑張っている訳ではありません。
こんな風に、草の葉を傘代わりにして雨宿り中のメスも目にしました。
ほんと、雨の日はやんなっちゃうわぁ・・
※10/13に都内で撮影
さすがに強い ― 2014/10/14 21:44
面白い形の雲とのコントラストもくっきり。 台風の置き土産は、吹きつける強い風。
そのパワーに、雲も長くその形を留めておく事が出来ません。
崩れ始めたと思ったら、見る見る縮小。
この直後、跡形もなく消え去りました。 心配していた昆虫達の動静は?・・
小枝の先、いわばレギュラーポジションを押さえていたのはアキアカネ。
二度にわたる大形台風の来襲を物ともせず。
きらきら光る翅も完全無欠でした。 別の枝には見慣れたシルエットが・・
産卵を控えたお腹の大きなハラビロカマキリのメスでした。
秋に生きる昆虫はさすがに強い。 強いのは秋の草も同様。水辺の風景に何の変化もありませんでした。
陽射しを浴びて光るヨシの穂。風を軽く受け流すしなやかさが特徴です。
※10/14に都内で撮影
爽やかな空戻る ― 2014/10/16 21:42
変わりやすい秋の空を象徴する様な三日間となりました。
アキアカネに似合うのはやはり爽やかな空。今日の陽射しを楽しんでいる様子でした。 豊かな陽射しを浴びてタンポポが全開状態になっていました。
吸蜜に訪れていたのはヤマトシジミでしょうね・・多分。
翅がひどく傷んでおり、斑紋も殆ど消えかかっていて、今ひとつ判然としません。
10月も中旬になると、この様な悲惨な姿の蝶を多く見かける様になります。
季節が確実に進んでいることの証明です。 しかし目にするのは、時を経て疲れ果てた昆虫ばかりではありません。
イヌタデの実に止まっていたテントウムシみたいなこれはカメムシの幼虫。
イネ科の害虫・ミナミアオカメムシの幼虫と思われます。
成虫で越冬可能な種なので、今の時点でまだこの姿であっても全然OKと言う訳。 度重なる台風の襲来にも耐えて樹上に留まった木の葉。
その寿命が尽きて散り落ちる前の最後の彩り・紅葉が徐々に進んでいます。
年によって差が生じる色づきの鮮やかさ。さて今年はどうでしょうか。
※10/16に都内で撮影
秋晴れの下 ― 2014/10/17 21:54
いかにも頑丈そうな翅を開いてじっくりと吸蜜を繰り返していました。
成虫での越冬も可能な蝶。この先も様々な場面で目にする事が出来そうです。 曲芸的な吸蜜を繰り返していたのは、蛾の一種・ホシホウジャク。
翅を高速で震わせて、空中停止しながら、長い口吻を花に差し向けるスタイルです。
花に潜んで獲物を待ち受けるカマキリ等にとっては、何とも難物な相手の筈。 徐々に数を減らしている様に感じられるアキアカネ。
枝先に止まっている姿を目にすると、思わずレンズを向けてしまいます。
これはいよいよ秋も深まって来たなぁと感じながら写した一枚。
背景は黄色く色づいたプラタナスの葉です。
※10/17に都内で撮影