師走の雨に・・2014/12/01 21:12

師走の雨に・・
天気の回復が予報より遅れ、昼過ぎになっても度々強い雨に見舞われました。
最終盤を迎えた公園樹の紅葉観察も、傘を差しながら・・
邪魔な雨だけど恩恵もあり。
水たまりが今の時期ならではの色に染まっていました。
陽射しはなくても
空を覆う雨雲。でも陽射しの有無は関係無し。
盛りを迎えた紅葉の鮮やかさは、殆ど影響を受けていない感じでした。
絵の具を使い切った様な
絵の具箱の中の絵の具を全て使い切った様な色の混じり合い。
しかしこの彩りを楽しめるのも、残り僅か。それを証明する様に・・
モミジバフウの冬姿
モミジバフウは、全ての葉を散らし尽くして丸裸の冬姿に変わっていました。
いよいよ師走。この先否が応でも目にしなければならないのはこんな風景です。

※12/1に都内で撮影

鈴懸の木で2014/12/02 19:53

鈴懸の木で
澄み切った12月の青空に突き上がっていたのは、モミジバスズカケの木。
多くの葉を地上に落として、身軽な冬姿への変身がほぼ完了です。
風に揺れたらチリンチリン
葉を落とした枝にぶら下がっているのが、鈴に例えられるまん丸の実。
風に揺れたら、チリンチリンと音を立てそうな雰囲気も・・
しかし、楽しい形のこの実も、やがて地上に落ちてしまいます。
その時が本当の冬姿の完成と言う訳。そう先の事ではありません。
アキアカネの日向ぼっこ
樹下には、からからに乾いた大柄の葉が敷き詰められていました。
今日はそれに止まるアキアカネの姿を度々目にしました。
暖かそうな色の葉。日向ぼっこ場所にここを選んだのはずばり正解と言う感じ。
アキアカネとの出会い体験もいよいよ師走に突入です。さて今年はいつまで?・・

※12/2に都内で撮影

冬の訪れを告げるもの2014/12/04 21:50

冬の訪れを告げるもの
街中にある公園の池に、冬の訪れを告げるもの達が姿を見せ始めました。
落ち葉が浮かぶ水面に漂っていたのは、オナガガモのペアー。
寒冷地から暖を求めて渡来し、この先、長い冬をこの地で過ごします。
オナガガモ
雨に濡れた羽根を気にして、一斉に羽繕いを始めたオス達。
長い旅路を揃って辿って来た者同士。何をするにも息がぴったりの感じです。

※12/4に都内で撮影

季節の変わり目は2014/12/05 22:07

季節の変わり目は
北の方角の空に、夏雲の再来を思わせる雲が湧き上がっていました。
幸いこの場所では天気の崩れはありませんでしたが、少しハラハラ。
紅葉と夏雲
サクラの紅葉と夏雲の組み合わせ。何だかおかしな季節感だなぁと・・
いよいよ本格的な冬へ・・季節の変わり目は色々な事が起こります。
ホソヒメヒラタアブ
季節に関係なく、元気な姿を見せてくれるのがタンポポ。
今日も草地でかなりの数の開花を確認出来ました。
その多くで目にしたのが、この手の小さなアブ。揃って吸蜜に夢中でした。
昆虫が少なくなるこの先も、こんな光景を度々目にする事が出来る筈です。
(ホソヒメヒラタアブ)

※12/5に都内で撮影

救いのワンポイントマーク2014/12/06 19:32

救いのワンポイントマーク
今夜の冷え込みを予告している様な空。
葉を落とし尽くした冬木立ちの上に広がっていました。
12月に入り、真冬に向けての季節の歩みが一気に加速した気がします。
カエデの紅葉
過ぎ去った秋の名残とも言える紅葉。そのフィナーレを飾るのがカエデの葉。
寒空との対比で目にする事が多いので、その鮮やかさが一層際立ちます。
しかしこの彩りを楽しめるのも、残り後僅かと思えます。
ナナホシテントウ
緑色が衰退し、黄褐色に塗り替えられつつある草むら。
昆虫達の小さな命を育む力は、すでに残されていない様に思えます。
そんな中でも頻繁に目撃出来るのがテントウムシの仲間達。
特にこのナナホシテントウの数が多い。
寂しさがつのる時期だけにこれに出会うとほっとします。
まさに救いのワンポイントマークと言えそうです。

※12/6に都内で撮影