目で見る啓蟄2015/03/15 20:56

目で見る啓蟄
ひらひら舞い飛ぶ物あり。そして近くの地面に降りたのは今季初遭遇のルリシジミ。
陽射しに輝く真新しい翅からみて、誕生後間もない個体と推測されます。
地面に降りた後とった行動は、口吻を泥に差し込んでの吸水。
蝶の多くが行うミネラル分の補給と思われます。
まだ寒さの戻りもある今の時期。しっかりとした体力作りが重要命題の様です。
ツマグロオオヨコバイ
冬ごもりの虫達がうごめき出す頃を表す二十四節気の一つ・啓蟄(けいちつ)。
暦上は3月6日がその日でしたが、不順な天候もあり実態の遅れを感じていました。
それから9日過ぎた今日、ようやくその季節感を目で体験する事が出来ました。
常緑樹の繁みで多く見かけたのが、このツマグロオオヨコバイ。
成虫で越冬する種なんですが、今日の暖かさに誘われてうごめき出したみたい。
ナナホシテントウ
同じく成虫で越冬するナナホシテントウ。
大分前から度々目にしていましたが、今日は動きの活発さが桁違い。
若草の細い葉の上だってスイスイ。逆さまになっての歩行もへっちゃらさ・・
まさに目で見る啓蟄でした。
寝坊助のナナホシテントウ
しかし全てのナナホシテントウが、啓蟄モードへ突入した訳ではない様です。
落ち葉の布団から起き出せず、固まっているものもいました。
どこの世界にも、寝坊助はいるものですね。

※3/15に都内で撮影