こりゃご馳走だ ― 2015/04/02 21:26
これはアヤメ科のシャガ。爽やかな風が吹くこれからの時期に似合う色合いです。
その花弁に止まっていたのは、キリギリスの仲間・ヤブキリの幼虫。
幼虫時代の食性は草食性。中でも花をガリガリかじるのが大好きです。
大柄の花なので食べ出は十分。花弁も柔らかそう。”こりゃご馳走だ” って言う感じ。 これは今の時期の最もポピュラーな組み合わせ。タンポポとヤブキリ幼虫です。
花もただ食べられるのでなくて、幼虫の体に花粉を沢山塗りたくっています。
食べられるのは嫌だけど、花粉を運ばせて、がっちり元を取ろうと言う作戦です。 下向きに開口する花形の為、吸蜜の難易度が高いかなと思われるヒメオドリコソウ。
でも、蝶の仲間の細長いストロー(口吻)を以ってすれば、超簡単。
それを証明する様に、キタキチョウがこの花オンリーで吸蜜を繰り返していました。
でもこの吸蜜姿勢から見て、花粉運搬役の任務は、余り期待できないかも・・
※4/2に都内で撮影