秋空の下の学術的推論 ― 2015/09/22 20:49
さーっと絵筆で描いた様な雲。爽やかな秋の空気をそのまま表現している感じ。
そんな空の下にひろがる木立の様子には明らかな変化が・・
あれ程の喧騒を誇ったセミの声がばったり。夏の名残がまた一つ消えて行きます。 セミの季節は終息の時を迎えた様ですが、いよいよこれからが我が時と言う物も。
立派に成熟したカマキリの仲間もそのひとつ。
これはヤブガラシに止まっていたハラビロカマキリの成虫です。
こうしてぶら下がって、蜜を求めて訪花する蝶やハチ等をゲットしようと言う算段。
さて、邪魔を承知で、もう少し接近してみたら、新しい発見が・・ 顔を間近に観察。注目点は大きな目にぽつんと浮かんだ黒点・いわゆる偽瞳孔です。
昆虫が持つ複眼の構造上、観察者側の視線方向に出現する物と言われています。
つまりこの黒点は、必ずしも昆虫自身の視線方向を示す物ではないと言う訳ですが・・ 次の瞬間、その黒点がぶわーっと拡がりました。
これって、間違いなくレンズの接近を感じての反応だと思えるのですが・・
つまり、偽の視線じゃなくて、対象物をもっと良く見ようとする生理的な反応。
平たく言えば、絶対こっちを見てるよなぁ、この目!・・
以上、私のヘッポコな学術的推論であります。むやみに信用なさらない様に・・
※9/22に都内で撮影