隠れ上手と隠れ下手2015/09/26 21:04

隠れ上手と隠れ下手
ぐんぐん背丈を伸ばすセイタカアワダチソウの茎。
てっぺんに、昆虫達に人気抜群の黄色い花を咲かせるのも間近と思われます。
そんな茎のひとつに、コカマキリ成虫が止まっていました。
花に来る虫を捕らえる予行演習中?・・
でも、枯れ色の体が緑に映えて違和感ありありでした。
コカマキリの目線
秋の草が枯れ色に変わるのは、まだまだだいぶ先の事。
それまでは、ハンティングに苦労する場面も結構多いんじゃないかなぁと・・
”余計な心配はご無用。結構引っかかるのがいるのよ” って言う目線かな、これ。
キクイモの花にいたアヅチグモ
花盛りとなったキクイモの花にも、獲物を待つハンターの姿が・・
花芯のやや右に写っているのは、待ち伏せタイプの小形蜘蛛・アヅチグモです。
透明に近い薄緑の体色が、花の黄色にうまく馴染んで、存在感極小。
アヅチグモ
この角度では、立体感が出て、判別がちょっと容易ですが、それでも見分け難い。
穏やかな雰囲気の秋の草むらですが、こんな隠れ上手が潜む危険な場でもあります。
どの季節であっても、自然はやはり厳しい。

※9/26に都内で撮影