心暖まるストーリー?2015/10/04 20:06

心暖まるストーリー?
今の時期の自然観察で良くやる失敗が、観察者当人(私)が蜘蛛の罠に引っ掛かる事。
破れた網が、顔や髪の毛に絡みついて気持ち悪いし、取り去るのにも一苦労します。
秋の昆虫ラッシュの開始と共に、張られている網の数は極めて多数。
これは、二株のセイタカアワダチソウに渡して張られていたジョロウグモの網。
見る角度によって、この様に網の存在が不明瞭になりますので、注意が肝要です。
このケースでは、蜘蛛本体の存在に早く気づいたので、事なきを得ましたが・・
ハエトリグモの一種
これはキクイモの葉にいたハエトリグモの仲間。
この種は網を張らず、葉っぱの上などで待ち伏せをして獲物を捕らえます。
人に対する実害は無しって言う事で、私的には好感度が高いタイプです。
忍者みたいで格好いいなぁと・・
イオウイロハシリグモ
イオウイロハシリグモも迷惑な網を張らない種だけど、兎に角そのデカさにびっくり。
おまけにこの個体、お腹の下に大きな物体を抱え込んでいましたので更にびっくり。
物体の正体は卵嚢。この中にこれから生まれ出る幼体がたくさん潜んでいます。
見栄え的にはグロテスクだけど、親蜘蛛としての愛情溢れるシーンと言う訳。
でも、やっぱりなぁ・・
蜘蛛の幼体ぞろぞろ
参考に、同じ草むらで、先日目撃した孵化幼体の群れ画像を掲載します。
うじゃうじゃ、もぞもぞ・・どう見ても気色のいい眺めではありませんね。
でも、親蜘蛛が卵嚢を大切に守ったから、揃って元気に誕生できたって言う訳。
心暖まるストーリーじゃないかなぁ。でも、やっぱりなぁ・・

※10/4に都内で撮影(参考画像は9/12に撮影)