心を揺さぶる特質を・・2015/12/05 21:01

心を揺さぶる特質を・・
背高のっぽのポプラの上に広がるのは、秋空の復活を思わせる爽やかな空。
陽射しも燦々のこんな日は、昆虫達の活動を再び目に出来るかなと思ったのですが・・
オンブバッタ成虫
実態は真逆。やはり12月に入ると状況は一層厳しくなった事を実感させられました。
そんな中、私の足音を聞きつけて、ピンと飛び跳ねる稀有な物あり!。
その行方を追って見たらターゲットは地表に落ちた折れ枝の上でした。
オンブバッタの成虫。体色はくすんだ緑色に変わっていますが、まだまだ元気。
オンブバッタ葉っぱを食らう
この後、再び地表に降りて、草の葉をむしゃむしゃ食べ始めました。
つのる寒さに耐えるには、天気のいい日に沢山食べておかなくちゃって言う感じ。
毎年、最終期までその姿を確認出来る息の長いバッタです。
今年もその通りの展開になってきました。
オンブバッタの幼虫
ちょっとびっくりしたのは、近くで目にした別のこの個体。
背中に翅がまだ生えていない超小形の幼虫でした。
遅く迄活動するバッタとは言え、そろそろ限界に近づく今の時期にこの姿!・・
おまけにこの幼虫は片方の後脚を欠いています。
生き続けるのは厳しいだろうなと、哀れみの眼差しを向けざるを得ませんでした。
初冬に見る昆虫は、観察者の心を揺さぶる特質を何がしか持っている様に感じます。

※12/5に都内で撮影

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