長い長い冬の眠りに・・2015/12/11 21:03

長い長い冬の眠りに・・
水辺のヨシ原が黄色に染まり、枯れ景色一歩手前の鮮やかさを見せています。
つい最近迄細々と生き長らえていたアキアカネの姿も、ここに来てばったり。
昆虫世界にとっては、春が再び巡って来る迄の長い長い眠りの時の始まりです。
ハラビロカマキリの卵鞘
長い冬の眠りを象徴する物のひとつがカマキリの卵鞘です。
様々な場所に産み付けられたものを見つけて歩くのも、これからの楽しみ。
これはかなり前に見つけていたハラビロカマキリの卵鞘です。
その頃には緑の葉に囲まれていたのですが、今やこんな状態に・・
黄色く染まった葉が全て散ってしまうのも、もはや時間の問題と思われます。
小鳥等外敵の目に留まり易い剥き出しの状態で冬を乗り越えて行く事になります。
襲われるか否か、確率的にはどれ位なのやら・・何しろ相手は目がいいからなぁ。
テントウムシの一種の蛹
サクラの幹に出来た窪みで目にしたのは、テントウムシの一種の蛹でした。
成虫越冬をする物も多いテントウですが、この様な形での冬越しもあるらしい。
ここは幹の南向きの箇所。弱い冬の陽射しを沢山浴びようと言う知恵が感じられます。
状況次第では冬の間に生まれちゃうかも。この先の要注目ターゲットになりそう。

※12/11と12/10に都内で撮影