新年のご挨拶を・・デジイマブログ ― 2016/01/01 01:08
2016年も、デジイマブログを宜しくお願い致します。
毎年、年初めに思う ”今年こそ、ちょっとステップアップ!、翔びたいなぁ”・・
果たして実現することやら・・ 何はともあれ、健康第一。
心身共に穏やかな一年になればと願っています。 2016年元旦の初撮り画像を一枚掲載します。
東京港に停泊中の船が、年明けを祝し一斉に鳴らす汽笛の音を聞くのが例年の習わし。
今年もという事で、東側の窓をあけてみた結果、別の物にも興味を惹かれました。
それは東の空に浮かぶ月。そしてその近く左側で輝く星(注:画像ノイズにあらず)。
天体には詳しくないので何星かは不明ですが、随分お月さまと仲良しだなぁと・・
今年は、こちら方面も少し勉強しなくちゃ・・
ちなみに超寝坊なので、初日の出は残念ながら拝めません。
※上2枚の画像は、多摩川河口付近で冬を過ごすユリカモメ(2015/12月に撮影)
凧じゃぁないよ ― 2016/01/01 22:05
新年早々の観察で・・ ― 2016/01/02 21:50
新年早々の昆虫観察も、収穫に恵まれているかと言うと、さすがにそれは無し。
今迄目を付けていた場所に足を向け再確認する事をメインとせざるを得ません。 と、言う訳で足を向けたのは、水辺に立つハンノキ。
越冬中のヨコヅナサシガメの幼虫集団を観察できる場所です。
そして目にしたのがこんな光景。
太枝の窪みで身を寄せ合っている事に変わりないけど、少し変化が・・
塊が若干ばらけた感じ。
左下の一匹なんて、集団から離れて、お散歩に出かけようかと言う雰囲気さえ・・
確かに今日は陽射しも強く気温もこの時期らしくない暖かさでした。
その気持ちも判るけど、さすがにまだ早過ぎだと思うけどね・・ 今日は当観察地でよくお会いする「東京昆虫記」の小島さんとお話しが出来ました。
そして、教えられたヒントをもとに足を向けたのが、別のハンノキ。
お目当は、擬態上手の面白昆虫・コミミズク幼虫との遭遇でした。
結果、あっいた!ってなった嬉しいショットがこれ。
一体どこに?って言う感じですが、ターゲットはほぼ中央の小枝上にいます。
枝の色とは少し違う緑色系の小さな物体です。 接近してみるとこの通り。
枝にべたっと張り付いて、”我は枝の一部なり” って宣言している感じ。
惜しいかな、色に違和感がある為、割と簡単に見つけられたんですけどね・・
前述「東京昆虫記」の12/31の記事に別のコミミズク幼虫画像が掲載されています。
擬態の見事さでは、そちらの方が遥かに上。
興味のある方はぜひご覧になって下さい。「東京昆虫記」へはここをクリック。
※1/2に都内で撮影
赤く色づく木に・・ ― 2016/01/03 21:24
この色彩感は、今の時期特有のもの。
そんな季節感を存分に味わえたのも、お正月に相応しい好天続きのお陰です。
自然観察にとっては、幸先のいいスタートと言えるかも・・
いやいや厳しい季節はいよいよこれからが本番。決して楽観は出来ません。 とは言え、春の予告編とも言える物を見かける事も、ほんの僅かですが可能です。
例えばこれ。地面すれすれで、たった一輪だけ咲いていたオオイヌノフグリの花。
中途半端ではなく、陽光を目一杯浴びたいと言う意思が感じられる開き方でした。
こう言う元気者の数が増えてゆくにつれ、春の接近が次第に現実味を帯びてきます。
小さな花に通じるかは判らないけど、応援したい気分に・・ さて、お目当の昆虫観察については・・残念ながら手応えは殆どなし。
僅かに、”黙して動かず” と言う冬越し態勢の物への注目に留まるのみでした。
木の細枝に引っ付いていた、先っぽ尖りの白い物体がその一例。
形状から見て、イセリアカイガラムシ(雌成虫)と思われます。
この種は樹木の枝や幹に寄生して、中の汁を吸いだしてしまう厄介者です。
沢山の冬芽を付けて春を待つこの木にとっては、何とも鬱陶しい存在の筈。
この種の天敵として、ベタリアテントウと言う頼もしいテントウムシがいるそうです。
その登場も目にしたいところ。この先の要注目ポイントにしようかなと・・
※1/3に都内で撮影
四月並みの暖かさに・・ ― 2016/01/04 21:12
廊下の壁に、ふと違和感を感じました。
小さくて不明瞭ですが、画像中央やや右の壁面に写っている薄緑色の物体がそれ。 正面にまわって、接近写してみました。
壁に止まっていたのは、薄緑色の翅を持つクサカゲロウでした。
か細い体でいかにもひ弱そうな昆虫ですが、成虫での越冬が可能なんだとか。
気温の上がった日には、活動を始める事もあるらしい。
これは幸先いいスタートだ!。収穫大有りかもねと勇んでいつもの観察地へ・・ そこで目に飛び込んで来たのがこれ。一気に二連発で咲いたタンポポでした。
時季外れの暖かさに誘われて、兄弟揃って目覚めた感じ。
こんなのを目にすれば、昆虫との出会いへの期待はますますたかまるばかり・・ と言う目論見は、結果的には大外れ。
暖かさに誘われて、越冬中の生物も、揃って活動再開とはならなかった様です。
唯一目にしたそれらしい光景がこれ。輝く網の中央に小さな蜘蛛が止まっていました。
今日の陽気を受け、私同様、これはいけそうだぞとせっせと網を張ったみたい。
まさに千客万来を期待しての行動の筈。しかし結果はご覧のとおりさっぱり。
”骨折り損のくたびれ儲け” って言う感じ。まぁ長い冬だから色々あるよね。
※1/4に都内で撮影