赤く色づく木に・・2016/01/03 21:24

赤く色づく木に・・
傾き始めた午後の陽を浴びて、雑木林の樹々が赤く色づいていました。
この色彩感は、今の時期特有のもの。
そんな季節感を存分に味わえたのも、お正月に相応しい好天続きのお陰です。
自然観察にとっては、幸先のいいスタートと言えるかも・・
いやいや厳しい季節はいよいよこれからが本番。決して楽観は出来ません。
オオイヌノフグリの花
とは言え、春の予告編とも言える物を見かける事も、ほんの僅かですが可能です。
例えばこれ。地面すれすれで、たった一輪だけ咲いていたオオイヌノフグリの花。
中途半端ではなく、陽光を目一杯浴びたいと言う意思が感じられる開き方でした。
こう言う元気者の数が増えてゆくにつれ、春の接近が次第に現実味を帯びてきます。
小さな花に通じるかは判らないけど、応援したい気分に・・
イセリアカイガラムシ
さて、お目当の昆虫観察については・・残念ながら手応えは殆どなし。
僅かに、”黙して動かず” と言う冬越し態勢の物への注目に留まるのみでした。
木の細枝に引っ付いていた、先っぽ尖りの白い物体がその一例。
形状から見て、イセリアカイガラムシ(雌成虫)と思われます。
この種は樹木の枝や幹に寄生して、中の汁を吸いだしてしまう厄介者です。
沢山の冬芽を付けて春を待つこの木にとっては、何とも鬱陶しい存在の筈。
この種の天敵として、ベタリアテントウと言う頼もしいテントウムシがいるそうです。
その登場も目にしたいところ。この先の要注目ポイントにしようかなと・・

※1/3に都内で撮影

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