人気の不動産物件2016/01/25 21:02

人気の不動産物件
越冬する生物にとって人気の不動産物件とは?・・
ずばり、南向き陽当たり良好が条件みたい。
そんな要求にぴたりマッチしているのが、草地に独立して立つハンノキ。
他の木に邪魔されないので、南側の面には一日中陽射しが当たり続けます。
そんなヌクヌク環境を選んで住んでいるのは誰かと言うと・・
幹に出来た窪みに潜んでいたのは、雨の季節の主役カタツムリでした。
イメージ的にピンと来ませんが、生きたまま冬を越す事もあるらしい。
ここは寒い北風とは一切無縁の場所。安心して雨の季節を待つ事が出来ると言う訳。
イラガの繭
殻に籠って春を待つ昆虫の次世代の命も、南向き陽当たり良好がお好み。
これは細枝の分岐点に鎮座しているイラガ(蛾)の繭です。
やがて誕生するのは毒針を持つ怖い幼虫。でも形だけ見れば卵みたいで可愛らしい。
この繭にとっての気がかりは、野鳥達の興味を惹かないかどうかだけでしょうね。
ハラビロカマキリの卵鞘
太い幹そのものにしっかり産み付けられていたのは、ハラビロカマキリの卵鞘。
このカマキリの卵鞘は、見上げる程の高枝にある事も多いのですが、これは逆。
きっと安定性を好む親虫の産物なんでしょうね。物件選びの達人かな。

※本日撮影の画像ではありません(1/24に都内で撮影)

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