早春は泥だらけ ― 2016/02/19 20:37
と言うより、一気に春到来と言う感じの穏やかな空模様に恵まれました。
暖かさを受けうっすら霞む空。そこに浮かぶ雲も何となく春めいて・・
これは、さざ波みたいな薄雲が面白いなと感じて写したワンショットです。 この先は、草や木が見せる新鮮な緑に目を奪われる時期に入ります。
そんな典型例を、地べたスレスレで見つけました。
ヒラヒラと踊っている様なフレッシュグリーンが印象的。
周囲の紅色系との対比で一層鮮やかに感じられました。
さてこれは何かと言うと・・ 通常の見下ろす視線でとらえた実像がこれ。
遊歩道の道端に、びっしり敷き詰められたコケの一種・ハネヒツジゴケでした。
しかしこの視線での一瞥では、枯れ草みたいで、さしたる興味を惹かない感じ。
地面に寝転がって凝視した結果、やっと気付いたフレッシュグリーンでした。
早春の植物観察は、服が泥だらけになる事をいとわない覚悟が必要なのかも・・ お目当の昆虫観察でも、上着の袖が泥だらけ!。
その成果がこれ。地面スレスレに咲いたハルジオンで吸蜜するツマグロキンバエです。
キンバエって言う名前から、不潔なイメージを抱きそうですが、これは全然別種。
花の蜜や花粉を好む綺麗好き(?)なハエです。
縞模様の浮き出る複眼が特徴。花を好む虫にしては、ちょっと怖い顔つきですね。
ハナアブやヒラタアブの仲間同様、早春の野の花のお友達とも言える存在です。
※2/19に都内で撮影