心待ちにしていた春が・・2016/03/20 20:06

心待ちにしていた春が・・
このまま後戻りしなければ、ずばりことわざ通りの展開でしょうか。
”暑さ寒さも彼岸まで”
その事を強く実感させる様な、暖かな春の陽射しが降り注ぎました。
その光を浴びた野は、まさに多色混合の賑やかさ。
下部に水辺のヨシの枯れ色、右上にヤナギの若緑。
そして中央に白く輝くのは一気に満開となったユキヤナギの花の群落です。
長かった冬景色との明らかな決別。この先自然は目まぐるしい変貌を遂げて行きます。
ユキヤナギの花にルリシジミ
ユキヤナギの花にルリシジミがやって来ていました。
この春誕生したばかりの若い個体。
真っ先に花盛りとなるこの花の動向を見極めて羽化した様にも思われます。
とにかく花の数が多いので蜜をいくらでも吸い放題。
”嬉しくて嬉しくて” って言う感じ。
ルリシジミ
蜜をたっぷり吸った後は、若草の葉上に移動して一休み。
陽射しに向けて、この蝶ならではの隠し味・瑠璃色に輝く表翅を披露してくれました。
それぞれが個性豊かなシジミチョウ達。真っ先にこのクールな一頭に巡り会えて幸せ。
キタテハ
ルリシジミに似合うのは生まれたばかりの若い緑。
一方このキタテハに似合うのは・・大体こんな場所ですね。
冬の名残・枯れ草が敷き詰められた地表。
成虫のまま冬を越して来たので、こう言う場所で日向ぼっこをするのが習慣みたい。
いずれにしても、今日の陽射し大歓迎って言う感じでした。
”心待ちにしていた春が、やっとやって来たよ” って・・

※3/20に都内で撮影