越冬終結?2016/03/29 21:23

越冬終結?
水辺に立つハンノキの太枝のディテール観察画像です。
上部にぽっかり丸穴が空いているのは、蛾の仲間・イラガの繭。
既にイラガ幼虫が抜け出して空き家となった状態です。
何故、私がこの繭に注目したかと言うと・・
ヨコヅナサシガメ幼虫
これは昨日の状態です。
丸穴の様子が明らかに違います。黒っぽい変な物が引っかかっていますね。
実はこれ、丸穴に潜り込んでいるヨコヅナサシガメの幼虫の体の一部(脚)なんです。
ちなみに繭の下部に二匹写っているのが同種幼虫の実像です。
この太枝では幼虫集団が越冬生活を送って来ました。
春の訪れと共にその数を減らしていたんですが、まだ未練たらしく居残る者も・・
そして気温が下がると、繭に入って暖をとろうとするちゃっかり屋も居たと言う訳。
昨日とは違い、今日は安定したポカポカ陽気の1日となりました。
で、上段の画像の様に ”今はもう誰もいない” 状態になったと言う次第。
これを以って、越冬生活の完全終結と断言出来るのかどうか・・
行きつ戻りつが激しい今年の春、まだまだ判りませんね。

※3/29(上段画像)と3/28(下段画像)に都内で撮影