時間差あり2016/04/23 21:17

時間差あり
夏に向けて動き出した昆虫の世界。その進展の速さには目を見張る程です。
ついこの間初遭遇したと思ったアジアイトトンボですが、早くもこんなシーンが・・
愛の結実を示す逆ハート形。次の世代に命を引き継ぐ為の繁殖行動です。
下方のメスなんて、まだ未成熟個体特有の紅色の体色のままなんですが・・
限られた生存期間の中で、成就すべき行動を出来るだけ早く・・
そんな熱意が感じられるシーンでした。
オオカマキリ幼虫
早くも次世代への命の継承が始まった草むらですが、結構時間差が存在します。
秋に産み落とされた次世代の誕生も、次々と始まっています。
これは私にとって今季初遭遇のオオカマキリ幼虫。正に生まれたてです。
小さいし細いし、将来、他の虫から恐れられる存在になるのか疑問に思えるくらい。
レンズを睨むオオカマキリ幼虫
”疑ったりしてごめん” って謝りたくなるのが、このアングルで目にした表情。
接近したレンズを睨む目からは、既に成虫並みの気の強さが感じられました。
当面、捕捉対象は自分の体に見合った小形の虫でしょうが、成長につれて当然・・
オオカマキリの卵鞘
今日目にした幼虫は少数で、まだほんの序の口って言う感じ。
草むらでは、この様にぷっくり膨らんだ卵鞘を数多く目にしました。
中には新しい命がどっさり詰め込まれて、誕生の時を、今や遅しと待っている筈。
他の昆虫にとっての油断大敵の時が、刻一刻と近づいている事は間違いありません。

※4/23に都内で撮影