大きな花と小さな花で・・2016/05/03 22:10

大きな花と小さな花で・・
大小様々な花が咲き揃った草むら。
五月の明るい陽を浴びて、それぞれが個性豊かな姿を楽しませてくれています。
大柄なピンクの花を咲かせているのは、月見草の一種・ヒルザキツキミソウ。
その大きさ、色の派手さから見て、昆虫たちへのアピール度は十分な様で・・
やって来ていたのは、花なら何でもござれのコアオハナムグリ。
いつもの花潜りポーズの食事法も楽々可能って言う感じで、この通り。
でも、じっと動かないところを見ると、食事そっちのけで昼寝中なのかも・・
ヒルザキツキミソウの花、穴だらけ
こんな悲惨な状態になった花もいくつか目にしました。まさに花壊し。
誰の仕業かは特定出来ませんが、昆虫の仕業である事は間違いなし。
人気者ならではの、ちょっと困ったなぁ状態でしょうか。
ヤブジラミの花
一方、今花盛りになった小さな花の代表格が、このヤブジラミ。
うっかりすると、見逃しそうな小粒の白い花を咲かせています。
これだけ控えめだと、昆虫へのアピール度も低いだろうなと思えるのですが・・
ヤブジラミにいたアリ
意外にも来客多数。それは小さなアリたちでした。
でも、止まっているのは、花そのものではなくて。ちょっと下の方。
詳しく観察したらその理由が判明!。
アリの狙いは茎に止まるアブラムシ(画像・緑色の楕円形のやつ)でした。
アブラムシがお尻から出す甘い汁を吸う為に、集結していたと言う訳。
アリもアブラムシも、花にとっては全然メリットのない訪問客のはずです。
もう少し大きな花を付けて、花粉媒介役の虫を集客した方がいいんじゃないかなぁ。

※5/3と5/2に都内で撮影