親戚筋は続々と・・ ― 2016/07/03 21:02
この空の様子からも、夏の陽射しがダイレクトに地上に届いている事が分かります。
涼を求めて逃げ込んだ木立からは、しきりにセミの声が湧き上がっていました。
アブラゼミやミンミンゼミの騒々しい声が似合いそうな雰囲気ですが、それはまだ。
耳に届くのは、ちょっぴり清涼感さえ感じられるニイニイゼミの声ばかり。
しかし、今日の猛暑の中では、その効果は全く感じられませんでした。 ニイニイゼミが先陣を切ってスタートしたセミの季節。
その顔ぶれが揃うのはまだ先の事の様に思えますが、親戚筋は既に続々登場中です。
これもそのひとつ。クズの葉の上で見た白いブラシ。
何が何やらって言う感じですが、これはある幼虫のお尻ビューなんです。
さて、これが成虫になると・・ この通り。画期的に変身して、どことなくセミに似てるかなって言う姿になります。
半翅目/カメムシ目>ハゴロモ科のベッコウハゴロモ。
分類的にもセミとは遠縁ではないし、食性も同様に植物の汁を吸う事。
ただこちらはセミと違って鳴きません。ただ黙々と汁を吸うだけ。
この先、好物のクズのつる等で数多くを目にする様になります。 サイドビューも一枚。細かい縦筋が入った目が特徴です。
何となく忍者みたいな雰囲気が感じられる所が面白いかな・・
※7/3に都内で撮影