真夏の予告編を見た ― 2016/07/04 21:59
まずは、真夏に多く目にする光景の予告編です。
木の幹に取り付いたカナブン。一見休憩中の様に見えますが、実態はお仕事中です。
口吻を木肌に食い込ませてガリガリかじり、樹液を噴出させようと必死。
今日はこんな動作をする個体に数回出くわしましたが、皆、望みは叶っていない様子。
樹液が潤沢に噴出される為には、猛暑の日がもう少し続かないとと言う事かも・・ こちらも予告編。
これ迄は、草むらを住処としていたハラビロカマキリ幼虫の木登り風景です。
本来樹上性のカマキリなので、本能に突き動かされて ”上を目指せ” となったみたい。
その途上で小さなアリと鉢合わせ。
すわっ!捕獲かと思ったけど、何事も起こらず、すれ違い。
これを見る限り、狩猟の意欲については、まだまだ一人前じゃないなぁと・・
樹上に住む昆虫達にとって、脅威の存在となるのは、まだもうちょっと先の事?。 暑い日には、何にもせずに日陰で涼むのが一番。
って言う訳でもないでしょうが、この胴長のハチはこのポーズで固まっていました。
私としては共感できる態度でしたが、この姿からはそれだけで済まない感じも・・
何やら恐ろしい事を起こしそうな雰囲気を漂わす、ちょっと怖めのシルエットでした。 いつ迄も木陰で涼んでいる訳にも行かないので、木立から抜け出して草むらへ・・
そこで目にしたこれも、これからの展開を予告する光景です。
テカテカに光った真新しいアブラゼミの抜け殻。
いま全盛のニイニイゼミの声をかき消す様な大声の主がいよいよ誕生したと言う訳。
昆虫の世界も、いよいよ真夏に向けて急加速フェーズに入った事を実感しました。
※7/4に都内で撮影