時は流れて・・2016/07/23 21:12

時は流れて・・
声はすれども、姿の方は中々って言う昆虫の代表格がこのキリギリス成虫です。
今日は珍しく草の葉の上に現れてぼんやりしていました。
堂々たる体格と凄味のある体色で、威圧感たっぷり。
こんな姿に間近に接すると、”時は流れたんだなぁ” とつくづく感じます。
その訳は、下に掲載する参考画像で・・
キリギリスの幼虫
これは、当ブログの4/2の記事に掲載した画像の引用掲載です。
若草が生え始めた草むらで目にしたキリギリスの若齢幼虫です。
約4ヶ月の時を経て、上の堂々とした姿に成長して来たと言う訳。
ここ迄成長する為には、外敵による攻撃等様々な困難を乗り越える必要があった筈。
そんな選ばれた少数の個体だけを、今こうして目にする事が出来るんですね。
でも草の繁みの奥に潜んでいるので、その姿はめったに・・
あんなに強そうなんだから、もう少し出しゃばりでもいいと思うけどなぁ・・
ハラビロカマキリ終齢幼虫
同じ草むらで出会ったハラビロカマキリ幼虫です。
こちらは成虫になる迄、あともう少し。
外敵による攻撃防御の為、お尻上げの威嚇ポーズにもいよいよ熱が入ってきました。
これはお尻上げと言うより、180度逆転曲げのウルトラCって言う感じで、物凄い。
所で、この幼虫に出会ったのは、下に掲載する引用画像を撮影した場所の近くでした。
私としては、ちょっとした感慨を持ってシャッターON。その理由とは・・
ハラビロカマキリ雌と卵鞘
これは当ブログの2015年12月1日の記事に掲載した画像です。
木の幹に止まっているのは、終末期に入ったハラビロカマキリのメス成虫です。
そしてその前方には、このメスが産み落としたと思われる卵鞘が・・
心配そうに見つめる母親の視線と勝手に思い込んだんですが・・
今日出会った180度曲げの幼虫も、この卵鞘から生まれ出たものと信じたい。
そんな気持ちになりました。
実に半年以上。本当に長い時間が流れたんだなぁと・・

※7/23に都内で撮影(引用画像は2016/4/2と2015/12/1に撮影)