きっと寂しい夏に・・2016/08/12 21:36

きっと寂しい夏に・・
いま昆虫世界の主役の座は、声高に叫ぶセミ達に独占されている感じです。
しかし、声は出さないけれど、姿的に真夏の主役の座に位置する感じの物も多数。
例えば草むらでは、こんな貫禄のある顔つきでこちらを睨むものが・・
日本最大種のバッタ・ショウリョウバッタです。
お盆の頃に最盛期を迎えるバッタ。
今年もタイムテーブル通りの成熟ぶりを見せています。
シオカラトンボの雄
夏草の上に止まる青い瞳を持つトンボはシオカラトンボのオス。
普通種過ぎて出会いの感激は少ないトンボですが、これがいない夏はきっと寂しい。
子供の頃の夏の思い出から今まで、連綿として続いて来た貴重な真夏のキャスト。
今年もそれなりの数を確認出来て一安心。
ミツバチの集団
私にとっての真夏の定番キャストは、今年も揃って順調。
さて、今年初めて出会った定点観測の登場人物 - 否 - 虫物は?・・
太い木の幹のウロに巣を作っているミツバチの集団です。
今日は群れが大分ばらけて、ハニカム模様の巣の一部が覗ける状態になっていました。 そこで目にしたハチ達の行動は、この通り。
巣穴に顔を突っ込んで、中に蓄えた蜜を舐めている様に見えました。
人も有り難がるスタミナ食。働き蜂にとっても夏を乗り切る上で必須な物の様です。
お裾分けを願いたい所ですが、刺されると痛いから止めときましょう。

※8/12に都内で撮影
※ミツバチの集団については、8/4と7/8の記事にも観察記録を掲載しています。