越冬に向け着々と・・2016/09/30 20:39

ヨコヅナサシガメの幼虫集団
私にとって、定点観察スポットのひとつとなっているのが、水辺のハンノキ。
ヨコヅナサシガメ(カメムシ)の幼虫が、集団越冬をする木です。
これは今日の様子。黒っぽいのが幼虫。幹の窪みにウジャウジャいる事が判ります。
左側に糸で宙づりになっているのは抜け殻。風に吹かれてゆらゆら揺れていました。
この様子からも、いま、盛んに脱皮作業が行われている事が窺い知れます。
私が注目したのは、画像中央やや右の赤い物体。
さらに近づいて見たら・・
何が何やらの赤いもの
ディテールはこの通り。
目にも鮮やかな紅色。殻を割って脱皮中の個体でした。
この段階では、まだ、何が何やらって言う感じですが・・
ヨコヅナサシガメ幼虫の脱皮
暫くしたら、こうなりました。ほぼ全身が殻から抜け切った状態。
この種の特徴でもある、象のそれみたいな長い鼻先(口吻)も確認出来ます。
やがてこれは恐ろしい凶器に変身。
他の昆虫に突き刺して、体液を吸い取ってしまうと言う荒技を見せる事になります
いずれにしても、このハンノキでは集団越冬への準備が着々と進んでいる様です。
昆虫たちにとっての脅威は、来季もばっちり続きます。
参考に、2015/11/1に撮影した越冬中の幼虫画像を下に掲載します。
ヨコヅナサシガメの口吻に注目
成虫一歩手前の段階でしょうか。
恐ろしい凶器・太くて長い口吻も確認出来ます。
ちなみに、うっかりつかんだりすると、人の指もブスリとやるらしいので要注意!。
(この画像は当ブログの2015/11/1記事に掲載したものを引用掲載しています)

※9/30に都内で撮影(参考画像は2015/11/1に同所で撮影)