ちょっと遅過ぎ2016/11/01 20:20

ちょっと遅過ぎ
昼過ぎから天気が急速に回復し、スカッとした秋空が広がり始めました。
高空に掛かる雲も、陽射しを遮る様なものではなく、至って軽快な印象。
こんな空には、アキアカネの飛翔がお似合いなんですが、残念ながら、それは皆無。
ぐずぐずの空模様が続く中、季節は、既にそこ迄進んでしまったのかも知れません。
蜘蛛の巣光る
今日に限っては、天気の回復がちょっと遅すぎたみたい。
紅葉が始まった木の細枝に渡した蜘蛛の網も、ご覧の通り開店休業状態でした。
真ん中に陣取っているチビ蜘蛛も、明日以降の晴天に期待と言った所でしょうか。

※11/1に都内で撮影

今年も順調に・・2016/11/03 20:37

今年も順調に・・
草むらの緑も徐々に枯れ色に変わり始めています。
これはそんな色変化が顕著なクズの葉で目にした光景。
交尾態勢にあるコバネイナゴのカップルです。
以前は鮮やかな緑だった体色ですが、今や、オス、メス共、くすんだ色合いに・・
緑の季節の終焉も間近。それを感じて、繁殖行動に熱を入れる時期に入った様です。
枝を這うジョロウグモ・雌
蜘蛛の世界でも、事情は同じと言う事みたい。
これは、樹木の太枝をゆっくり這っていたジョロウグモの雌。
網を張って、獲物を待ち伏せする姿は良く目にしますが、こう言う姿は珍しい。
でも、この蜘蛛の習性から察するに、この姿は当たり前と言う事なんでしょうが・・
ジョロウグモの卵
木立の中で良く目を凝らすと、それを証明するものに出会う事が出来ます。
その一例が、これ。
太い木の幹に産み付けられたジョロウグモの卵です。
雌蜘蛛が、枝や幹を這い回り、探し当てた最適の産卵場所がここだったと言う訳。
中央白い部分が卵塊。それを覆う様に細かい網が張られて、幹に固定されています。
蜘蛛の網と言えば、昆虫達を捕らえる為の恐ろしい凶器的存在。
でも、この場合は、次世代の命を優しく護る為に使われているんですね。
そしてこの中で冬を越した命が、来シーズンに昆虫達の天敵として再びデビューする。
そのサイクルが、今年も順調に回り始めた様です。ヤレヤレ・・

※11/3に都内で撮影

今年もいよいよ・・2016/11/04 19:46

今年もいよいよ・・
今年もいよいよここ迄来たかって言う眺めが目の前に広がり始めました。
澄み切った青空に映える紅葉。
早い時期に色変わりを始めるモミジバフウの並木です。
収穫なし
並木の華やかな彩りを背景にして、ひっそりと張られていたジョロウグモの網。
見るところ、掛かっているのは木屑ばかりで、狙いとする昆虫の姿は皆無。
”あぁ、今日もさっぱりだなぁ” って言う溜め息が聞こえて来そう。
ジョロウグモの網
別の場所に張られていたこの網も同様でした。
逆光に光る網の状態を見ても、なんだかメチャクチャ。
きれいに張り直す気力も、もはや薄れてしまった感じでしょうか。
昆虫の季節の終焉は、蜘蛛の季節の終焉でもあります。
今年もその時期が、徐々に近づいている事を実感しました。

※11/4に都内で撮影

陽射しの功罪2016/11/05 20:41

陽射しの功罪
翅を目一杯広げて、今日の豊かな陽射しを楽しんでいる感じ。
そんな雰囲気だったのが、シジミチョウの仲間・ウラギンシジミ・雄でした。
表翅の斑紋に多く見られる擦り傷は、これ迄の活発な活動を物語るもの。
精一杯生きてきた事の証です。
そして、今は、のんびり余生を過ごす時期に入ったのでしょうか。
ハラビロカマキリの雌、日光浴中?
大きな木の幹に止まるハラビロカマキリ・雌も、のんびりと日光浴中?。
太い幹の陽射し側に止まっていたので、そう見えたのですが・・
ハラビロカマキリの雌、上へ上へ・・
”今の時期は、それどころじゃないのよ” って言う事の様で、こう言う展開に・・
体を揺らしながら、上へ上へと・・ ”おおい、どこ迄行くんだい?” って言う感じ。
木登りの目的は、樹上性のこのカマキリならではの産卵場所探しの筈。
北風が直撃せず、冬の陽射しがたっぷりで、なお且つ天敵・小鳥の目につかない場所。
そんな理想的な場所探しに、知恵を絞っている日々の様です。
でも、場所探しに疲れたら、のんびり日向ぼっこもいいと思うけどなぁ・・
”おーい、聞こえてるかぁ?”・・
小さな蜘蛛バレバレ
秋に生きる生きもの達にとって、降り注ぐ陽射しは、何よりの恩恵の筈。
でも、一概にそうとばかりも・・
例えば、葉の表面から一寸浮いた箇所に見えない網を張っていたこの小さな蜘蛛。
今日の陽射しが余りに強すぎて、自分の影がくっきり葉っぱの上に落ちていました。
折角目立ちにくい体色なのに、影のせいで、そこにいる事がバレバレ。
これだと、かなりうかつな昆虫でも、ヤバイって警戒するんじゃないかなぁ・・
事実、網には、なーんにも掛かっていませんでした。ヤレヤレ・・

※11/5に都内で撮影

目的が違うよ2016/11/06 19:32

目的が違うよ
安定した晴天が今日も継続しました。
遅まきながら、爽やかな秋の雰囲気を十分に楽しめた感じ。
しかし秋の昆虫達にとっては、今頃になって晴れが続いてもなぁって言う事かも・・
これはそんな事を物語る光景。ヤナギの木の幹に止まるアキアカネです。
陽射しが降り注ぐ側にベタッと張り付いて、ひたすら日向ぼっこに没頭中。
らしくない姿だけど、これ迄の天気がひど過ぎたので、止むを得ないよなぁ。
ヤナギの木にいたセグロアシナガバチ
同じヤナギの木では、恐ろしげなセグロアシナガバチも日向ぼっこ中?・・
・・ではなくて、こちらは目的が違うよって言うのが、真相らしい。
ヤナギの木にいたセグロアシナガバチ
数匹がやって来ていましたが、揃ってとる動作はこんな感じ。
木目の荒いヤナギの幹の表面に顔をくっ付けて、何かをむさぼっていました。
餌を漁っている様に見えましたが、この種の巣は樹木の組織片を集めて作るらしい。
もしかすると、その為の素材集めだったのかも。でも巣作りの時期じゃないよなぁ・・
より詳細に確認したかったのですが、怖さが先にたって、これ以上の接近は断念。
何れにしても、のんびり晩秋の陽射しを楽しむ為でないのだけは確かでした。

※11/6に都内で撮影