甲虫たちは今・・2016/12/01 21:13

甲虫たちは今・・
樹液に集まったり、旬の花に来たり、賑わいを見せた甲虫の世界もすっかり静寂に・・
硬い殻をまとっている割には寒さに弱いのかなぁと・・
いやいや、目を凝らせばまだまだ。今日は2種類に出会う事が出来ました。
まずはこれ。太い木の幹、画像ほぼ中央にポチッと小さな黒点が・・
こう言うのには、一応注意をはらって見る必要ありと言う事で、近づいて見たら・・
ダンダラテントウ
推測通りテントウムシの仲間でした。
模様から判断してダンダラテントウと思われます。
テントウムシの多くが成虫の状態で越冬をしますが、この種も勿論。
その越冬スタイルは、木の皮の隙間等に身を潜らせて寒さに耐えようと言うもの。
この木は老朽化の為か、樹皮が盛大に剥がれまくっていました。正にお誂え向き。
もう少し目を凝らしてみると、別の種も確認出来るかも知れません。
ヨモギハムシ
草むらで、時期外れな感じの鮮やかさを見せていたのが、ヨモギの葉の緑。
そんな緑の中を這い回っていたのが、このヨモギハムシでした。
さて、この種もテントウムシ同様に成虫のまま冬を越すのでしょうか?・・
その辺も、この先の注目点かなぁと・・

※12/1に都内で撮影

もしかして見納め?2016/12/02 20:29

もしかして見納め?
昆虫の数が激減し、しーんと静まり返った草むらで出会った物凄い顔。
横縞模様の鼻面が、クラシックカーのラジエターグリルを連想させる様にも・・
さて、その正体は?・・顔相の凄さから感じるほど恐ろしい昆虫ではありません。
オオヨコバイ成虫
残り少なくなった緑の葉伝いにピンピン飛び跳ねていたオオヨコバイでした。
イネ科の植物の汁を好む吸汁性の昆虫です。
類似種のツマグロオオヨコバイは成虫で越冬しますが、この種は卵での越冬らしい。
結構元気に飛び跳ねていましたが、もしかすると、これが見納めかも・・
トリバガの一種
ヨモギの葉に止まっていたトリバガ(蛾)とは、この先も長いお付き合い。
成虫での越冬も可なので、寒い時期の過ごし方はバッチリ会得している感じ。
晴れた日には、こうして日向ぼっこで過ごすのが一番と言う事らしい。
確かにソーラーパワーばっちりゲットの意気込みを感じさせる態勢ですね。

※12/2に都内で撮影

そろそろ店じまい?2016/12/03 20:51

そろそろ店じまい?
昆虫にとって脅威の存在だった蜘蛛たちにも終焉の時が近づいている様です。
これは冬空をバックにしたジョロウグモの網。
細かい粒つぶが沢山掛かっていますが、網の主は全く無関心の態度でした。
さて、この粒つぶは一体何なのかを確認してみると・・
蜘蛛の網に掛かったユキムシ
その正体はこれ。翅があるし、脚も触覚もあるし、昆虫である事は間違いなし。
その名はユキムシ。
アブラムシの一種でこの時期になると、多数が群れてフワフワ空中を飛び回ります。
その光景が、ちらつく雪の様に見えるので、付いた名前が雪虫と言う訳。
サイズは極小、体もフカフカでボリューム感全然無し。
お腹をすかしている筈の蜘蛛も、これには食欲が湧かないって言う事でしょうね。
苦労して作った網を汚す邪魔者。もはやこんなのしか掛からなくなった様です。
そろそろ店じまいかなぁ・・

※12/3に都内で撮影

初冬の空を見る2016/12/04 20:39

初冬の空を見る
安定した晴天の下、水辺のヨシの穂が開き切り、まばゆく輝いていました。
こんな風景にぴたりはまるのは、翅を輝かせて飛ぶアキアカネの姿。
しかしその姿を確認する事は出来ませんでした。
長く目を楽しませてくれたこの場所の常連も既にフェードアウトか・・
昆虫の季節の終焉を、今年は少し早めに感じる事になるのかも知れません。
近づく日暮れ
足早に近づく日暮れ。
空の色が肌で感じる冷たさとは逆の温かみのある物に変わり始めました。
漂う雲も空気の澄み方を象徴する様にくっきり。
彩雲
冬型の晴天がどっしりと定着する迄には、まだ時間が必要な様です。
今夜半からは、またもや降雨の予報が出ています。
それを物語る雲がかかり始めた空。そこにぼんやりと縦型のスペクトルが出現!。
この様な幻想的な風景は大歓迎だけど、雨の予告と思えば、なんだかなぁ・・
ナイフエッジの月
晴れ間の残る方向に目を転じたら、こんな月が目に飛び込んで来ました。
まさにナイフエッジの冬の月。瞬間的に胸に浮かんだ言葉が ”月に吠える”。
風景を見る目がいささかマンネリ化しているなぁと・・

※12/4に都内で撮影

冬姿の木立で・・2016/12/05 20:54

冬姿の木立で・・
落葉樹の多くが足早に葉を散らしている今。
隙間だらけの冬景色の完成も間近と言う段階まで来た様です。
いっぽう見上げる空の表情は、一足早く冬モードに転換済み。
上空の寒気の強まりを示す様に、飛行機雲が長く形を留める様になって来ました。
冬芽
落葉樹は重荷である葉を散らして、この先の厳しい寒さに耐えて行きます。
そんな身軽な枝を仔細に観察すると、やがて来る春への準備がしっかり。
固く閉じて春を待つ冬芽です。
それぞれが何かを連想させる様な形をしていて、その観察だけでも結構楽しめます。
さて、これは?・・
イセリアカイガラムシ
冬木立ちでの詳細観察では、こんな良からぬ物が見つかる事もある所がなんとも・・
木の枝に取り付いて衰弱させるカイガラムシの仲間です。
このイセリアカイガラムシ(ワタフキカイガラムシ)もそのひとつ。
じーっとして動かず。およそ昆虫らしくないけど、これもバッチリ虫の仲間です。
カマキリの卵鞘の様に、ただ越冬の場所借りだけならいいけど、これは実害あり。
取り付かれた木にとっては、何とも鬱陶しい存在でしょうね。

※12/5に都内で撮影