枯れ色への変貌が・・ ― 2016/12/14 21:16
カエデの樹下。しっとりと湿り気を帯びた落ち葉がうず高く降り積もっていました。
昨夜の強い雨で一気にその数を増した様です。
この鮮やかさも束の間の事。やがて一面の枯れ色に変わり果ててしまう筈。 盛大な倒れ方を見せていたのは、ヨシやガマなどの水辺の草。
旺盛に繁った緑をかすめる様に、夏のトンボ達が飛び交った日々は遠い記憶の彼方。
再び緑が復活する迄には、気が遠くなる程の長い時間が必要です。 枯れ色への変貌は、草むらでも同様。枯れて倒れてしまう草が多数。
そんな中、これ迄は繁みに隠れていた物が、露呈してしまう事態も・・
草の太茎に産み付けられたこのオオカマキリの卵鞘も、その一例です。
周りの枯れ色に馴染む色合いで、一応は擬態効果も期待出来そうですが・・
何しろ相手は、抜群の視力、識別力を持つ小鳥たち。
その目にとまる事なく無事冬を越せるのか・・かなり危ういんじゃないかなと・・
※12/14に都内で撮影
※撮影機材:CASIO EX-ZR4000